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水面に沈む
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亮が赤を撒き散らし、
そのまま俺に倒れ込んだ。
「亮…」
亮の重みと、重なって俺の身体は
1本桜の斜面をゆっくりと落ちていく。
斜面の下の水面に浮かぶ花びらは
俺と亮の身体をゆっくりと包み込んでいく。
鮮やかな赤が、
水面を染め、桜の花びらは
赤く色を染めていく。
「亮、見える?俺達、綺麗かな?」
水面に沈んだ俺達は
綺麗に散れたんだろうか。
それを知ってるのは、
俺と亮2人だけ。
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