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ホオズキ
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「もー無理!!」
荷造り途中のダンボールを端に置く
「ギリギリまで荷造りしなかったやつが悪いんじゃないですか?」
「だってじめじめしとるの嫌いなんやもん...。」
外は鬱陶しいほどの雨と傘で埋め尽くされていて
梅雨特有のじめじめした雰囲気と匂いで包まれている。
「梅雨だからしょうがねえだろ、そんなこと言うなら手伝ってやんねー。」
「ねーえ!うっしー!ごめんって!手伝って?」
1人でこの量をするのはさすがにきつい。
俺は必死に上目遣いでうっしーの服の裾を持ちながらお願いする。
「ちゃんとする?」
「ちゃんとします。」
「もうわがまま言わない?」
「言いません。」
「キスしていい?」
「いいで...って、ちょ」
俺は強引に唇を奪われ腰が抜けそうになる。
うっしーはいつもは優しくて俺の事を最優先に考えてくれる。でも、時々こうやって強引な時もある。
そんなとこも好きでたまらない。
もっと好きにしてくれていいのに。
俺はうっしーのものなんだから。
「んっ...ちゅ...ふっ...」
舌と舌が絡み合いながら
奥歯から順番になぞっていく。
「はっ...ん...ぷはっ.....」
銀色の糸が長く長くのびプツンと切れる。
「ばーか。」
「レトルトの願いならなんでも叶えちゃうよ?俺。」
「さっレトルトさんから癒しを貰ったわけだし再開するか」
俺はうっしーの腕を引っ張って引き寄せる。
「なんでも叶えてくれるんよね。ならさ」
「もっかい、ちゅってしよ?」
「仰せのままに。」
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