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#3
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保冷剤で冷やしていたおかげで、目の腫れは結構ひいていた。
「おーい。ゆっきひろー!今日は紫吹と一緒じゃねぇのかよ」
「うわっ。急に抱き着くなよ…。」
「ごめんごめん!」
急に抱きついてきた奴は石添 圭佑(いしぞえ けいすけ)クラスが一年の頃から一緒で名前が近いので俺の前の席だ。圭佑もまたイケメンだ。紫吹とは違い爽やか系なイケメンで、性格は犬みたいな奴だ。
「ねぇ紫吹は?」
そう問われて、俺はドキッとする。
「…さぁ?…」
誤魔化そうとするが意外と圭佑は鋭い
「何か元気なくない?紫吹と何かあった?」
「………」
俺は沈黙を貫いた。告白したーなんって言ったらまたキモイって言われる。思い出しただけで震えが止まらない。
ギュッ
(え…?)
「大丈夫。大丈夫。無理には聞かない。話す気になったらまた教えてな」
え?え?俺圭佑に抱き締められてるの?でもすごく安心する。
「なんでそんな事言ってくれるんだ?」
「だってお前震えてたし…その…ゴニョニョ」
「え?なんて?」
「なんでもねぇ!震えが止まったんなら行くぞ!」
「お…おう」
俺は圭佑と2人で学校に向かった。
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