アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
#4
-
圭佑と何気ない会話をしていると学校に着いた。俺達の高校は普通の共学の高校だ。
学校に着くと何か視線を感じるし、俺を見ながらヒソヒソ言っている。心臓がドクンと嫌な音をたてた。紫吹が昨日の事言いふらした?
でも紫吹がそんな事するはず…
冷や汗がでる。
「大丈夫?顔色悪いぞ。保健室行くか?」
「いや、大丈夫」
こういう時に限って鈍感な圭佑に少し感謝する。
大丈夫。気のせいだよな。
そう自分に言い聞かせ教室に向かった。
教室のドアを開けると皆の視線が一気に俺に集中する。
所々声が聞こえる
「アイツ?」「そうそう」「うわーマジか。ホモとかきっしょ」「てか樋口くんに告白とか身の程を知れってな」
一番近くにいた女子の声がハッキリと聞こえた。
頭が真っ白になる。なんで?なんでバレてるの?
紫吹が言った?でも紫吹はそんな事しない…はずなのに…
紫吹の方を見ると男子に囲まれ、ただただ軽蔑の目を俺に向けていた。
すると1人の男子が近づいて来て
「なぁ?お前紫吹に告ったんだって?マジホモかよ!キモーッ!」
ギャハハと下品な笑い声をあげている。次は紫吹が近づいて来て、
「お前みたいな奴が親友だったことが一生の黒歴史だ。てか俺、絵梨花と付き合ってるから。お前みたいなやつ一生選ばねぇよ。てか同じ空気吸うのも嫌だから早く出ていってくんない?」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
7 / 18