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イケナイ放課後3
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「連れてきたぞ」
やがて歩くこと数分。
だだっ広い校内で迷いそうになりながら(五十嵐も途中絶対に迷ってた)何とか俺たちは生徒会室に到着した。
無遠慮に中に入っていく五十嵐を見ながら、俺はおそるおそるついていく。
中にいたのは二人。
一人は赤みがかった栗色のツインテールが特徴的な美少女――いや、美少年。俺の淡い恋心を奪い去って笑顔で踏みつけていった、小花依さんだ。
もう一人、窓際に立っている男の人は誰だろう。
何故だか分からないけれど、ものすごく見られている感じがするような……。
「ハルちゃんだー!昼休みぶりだねっ」
と、小花依さんが俺のもとに駆け寄ってきた。
うう、こうして見たら本当にただの可愛い女の子なのに。短いプリーツスカートがふわふわ揺れているのも、相手が男だと思うとあんまり嬉しくない。
「今からハルちゃんを生徒会に入れるかどうかの話し合いをするから、もう少し待っててね☆」
「あ、は、はい。ていうか生徒会ってこれだけなんですか?」
ここには五十嵐、小花依さん、謎の男の人の三人しかいない。さすがに少なすぎるような気がするけど。
すると小花依さんは合点がいったような顔で首を横に振る。
「まだあと一人、二年の悠ちゃんって子がいるんだ。たぶんまだ教室にいるんじゃないかな」
「へえ……」
悠……もしかしてランキングに載ってた「光ヶ丘悠」って人かな。五十嵐も二位と四位がいるとか言ってたし。
ってことは、もう一人は……二位の人?
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