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イケナイ放課後4
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「あの、それから、その方は……」
俺は窓際にいる男の人にちらりと視線を向けてそう尋ねてみた。
すると男の人はギクッと身体を揺らし、何やら慌て始める。でもずっと無言だ。人見知りなのかな?
「あー、あれは白ちゃん。月出白。月が出るって書いてひたち、で、しろは色の白だよっ」
月出、白……。
なんだかすごく綺麗な名前だ。
よく見たら顔も人形みたいに整っている。
五十嵐とか小花依さんとはまた違うタイプの美形っていうか、紫っぽい髪は絹みたいにサラサラだし、目尻もすっと細く切れあがってて、上品な顔つきだ。
「白ちゃんだけそんな庶民は入れたくないーって言っててさ、今からみんなで白ちゃん説得しようの会なんだあ」
「えっ、あ……そ、そうなんですね」
どうやら俺はあんまり月出さんには歓迎されていないらしい。
だが、小花依さんがそう俺に説明した瞬間、月出さんはぎょっと目を丸くしてこちらに近寄ってきた。
うわ、近くで見たら足長え!てか顔も綺麗だし、背も高いし、なんだこの人……そこらのモデルとか俳優よりよっぽどカッコいいんだけど!?
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