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イケナイ放課後6
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「ウィーーーーッス!!!遅れてすんませーん!!」
……その瞬間、バンッ!と大きな音を立てて扉が開いた。
入ってきた金髪のイケメンは、中にいる五十嵐、小花依さん、俺、そして俺にひざまずいている月出さんの姿を順繰りに眺めてから、ぽかんとした顔をする。
「……俺、入ってくる部屋間違えたっすかね?」
まあ、そう思うのも仕方ないかもしれない。
すかさず小花依さんが金髪イケメンのもとに近付いて弁明してくれた。
「だいじょーぶ、間違ってないよぉ。今ちょうど白ちゃんがハルちゃんに告白しようとしてたところだから!」
「人聞きの悪いこと言わないでくれません!?そんなことされてませんから!!!」
しかし金髪イケメンは途端に顔を明るくして、俺のところに駆け寄ってくる。
「マジすか!この子が綾士くんが気に入ったハルくん!え、ってことは綾士くんと白センパイ三角関係じゃないっすか!!」
「き、き、気に入ってねーよ!!適当なこと言うなアホ!!」
遠くから五十嵐のツッコミも飛んできた。
この人めちゃくちゃ明るいな。生徒会の中では一番話しやすいかも。
金髪イケメンはにっこりと笑って俺に手を差し出す。
「俺、光ヶ丘悠!気軽に悠パイセンとか呼んでくれてオッケーなんで!よろしくね!」
「あ、は、はい!」
つられて俺も笑って手を取った。
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