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興味本位でした(rtgt)
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「実況お疲れ様で〜す」
「おつかれ〜」
「と言いつつ本当は酒が飲みたいだけのうっし〜」
「早く飲みたいだけの俺〜」
とある休日。
実況を撮り終えた、キヨ、レトルト、牛沢、ガッチマンは、実況後の打ち上げという名の酒目的の宅飲みを開いた。ちなみにレトルト宅である。
特に運動したわけでもなく、疲れたという訳でもないが、酒がよく進む。今日も酒がうまい。
「あのさぁ、毎回俺んちに集まるのなんなの?」
「え〜? 別に良いでしょ、レトさん独身童貞なんだから」
「喧嘩売ってる?」
キヨとレトルトは相変わらず仲が良い。牛沢とガッチマンは見ていた。
「ガッチさんのそれ何?」
「これ?麒○ビールだよ? 飲む?」
「まじで? 飲むー」
酒が飲めるおじさん(というのだろうか)達は酒を交換していた。ちなみにガッチマンは酒豪である。
「麒○うめーなやっぱ」
「ね、おいしいよね〜」
キャッキャウフフとしているおじさんたちを(それなりに)若者2人は見た。酒であんなにも盛り上がれるものなのだろうか。キヨとレトルトは酒が飲めないので分からないが。
レトルトは牛沢とガッチマンのやり取りを横目で見ていた。そして思う。
『今日もガッチさん可愛いなぁ。』と。
常にマスクをしていて、前髪も長い方だ。内面的にも外面的にも分かりづらいが、レトルトはガッチマンに好意を寄せていた。
丁寧で(酔うと適当になるが)落ち着きがあって優しくて。しかし、お茶目で天然なところもあって。顔だってよく見たら整っていて、くしゃりとした笑顔が可愛くて。
気づけばレトルトはガッチマンを好きになっていた。地味なスキンシップが激しいキヨや、お酒か好きという共通点を持つ牛沢に、何度もやきもちを妬いた。
ただし、キヨや牛沢と違い、レトルトはいざと言う時に警戒されないので、いつでも近づける。キヨや牛沢は、たまにガッチマンにいたずらをするので、度々警戒されているのを見る。なのでその点、本当に良かったと思う。
「それで〜そのときガッチさんが〜」
「あっ! うっしーそれは言わないでっていたじゃんか〜!」
「まじかよガッチさん…。」
「も〜!キヨも! そんなの嘘だから!! やめてよぉ〜!」
ぼーっとしているうちに、気づけばキヨ、牛沢、ガッチマンは盛り上がっていた。なんの話しをしているのだろう。
「なになに? なんの話してんの?」
「あ! レトさん聞いてよ〜! ガッチさんが〜」
「あっキヨ! レトさんにまで広めるのやめろ!」
そんなに言われたくないことなのだろうか。
そうなると余計に気になるのがレトルトである。
「え? そんなに言ってほしくないことなの?」
レトルトは隠せない笑いを必死に堪えようとしているが、顔に出ている。キヨや牛沢、ガッチマンから見たレトルトは、ものすごくニヤニヤとしていた。
ガッチマンはというと、もう勘弁してくれと言わんばかりに、頷いていた。どんなにショッキングでグロテスクなものにも、声すら上げず、かつ驚かないガッチマンがここまでとは、どんなことなのだろう。気になって仕方がないレトルトは、少々かわいそうだが、強行手段にでた。
「ガッチさん覚悟!」
「へっ?」
そう言ってレトルトはガッチマンに思い切り飛び込んだ。大の大人が、激しい動きをすると、やはりうるさいものだ。
押し倒される形で下敷きになったガッチマンは、成人男性一人分の重さに耐えきれず、「ぐぇ」とカエルが潰れたような呻き声をあげ、レトルトごと倒れこんだのだった。キヨと牛沢は予想外だという様子であった。
(これはチャンスだ!)
ガッチマンに好意を寄せていたレトルトは、自分は今完全に優位(体勢的に)であると理解している。まあ、要はやりたい放題である。
「ガッチさん、本当に教えてくれないの?」
「やだよ~! こればっかりは本当に勘弁してよ・・・。」
どうやらこの状態、状況においても言うつもりはないらしい。そもそも、ガッチマンのことだ、この状況がまずいことにあまり気づいていないことだってある。レトルトは、自分の下にあるガッチマンの身体を見た。
『いい身体してるよな。』
つくづく思う。レトルトは、服越しにガッチマンの腹を撫で下ろした。ほんの一瞬、ピクリとしたのを見逃さなかった。
「ガッチさんてさ、いい身体してるよね。」
「えっ 急なホモ発言・・・?」
ガッチマンはレトルトの急な発言によって、表情が強張った。キヨと牛沢は、二人で何やらニマニマとしている。
「レトさん今日はドエスですねー」
「ガッチさん苦しそうだからどいたげてよ〜」
一瞬ヒヤヒヤしていたが、キヨと牛沢にはガッチマンを好きだと言うことに気づかれていないようだ。最悪気づかれても良いが。
レトルトはコソコソとガッチマンの横腹を擽ってみた。
「へっ?! レトさっ…! ふふっ…!あはははははははは!」
途端にガッチマンから戸惑いの色を隠さない笑いが出てきた。面白いとレトルトは思った。
もっとやりたい。結構、かなりしょうもない欲望でレトルトを染めてゆく。
「おっレトさんいいぞもっとやれ!」
「………っ!!!」
キヨはレトルトがガッチマンを擽っている様子など見たことないのか、はたまた、面白いとおもったのか、野次をとばす。
牛沢は、何がツボに入ったのか分からないが、某有名なアヒルの声の様な笑い声を上げ、転げていた。正直この絵面、やばい。
なにがなんだかわからないし、何よりうるさい。
コソコソ。コソコソコソコソコソ。
「やだっ…! やめっ…! あはっはは…」
「ガッチさん、喘いでいるようにしかきこえないんだけど。」
「っん、ふふ、あえ、喘いで、ないっ! やだ、そんな、くすぐらないでよぉ…! あはははははは!」
レトルトはおそらく言われたら恥ずかしいだろうことをそそのかす。少しだけ、ガッチマンは恥ずかしそうに身をよじらせた。
「あははっ、きよぉ…! うっしーも!、んふふ、助けてぇ…! ひゃぁ、」
「え? 面白いからそのままでいて~」
「俺笑うのに忙しいからまた今度ね」
くすぐられながらもガッチマンはキヨと牛沢に助け舟を出す。しかし、二人は面白いからという、なんとも理不尽な理由でガッチマンを見放した。
牛沢に至っては、くすぐられているガッチマン自身よりも笑っていた。
『やばい、ガッチさんエロい。』
レトルトは身をよじって抵抗するガッチマンを押さえ擽り続けている中で、確信した。レトルトには何か特殊なフィルターがかかってしまっている。
ガッチマン限定で。
「ほらほら、教えてよ。 ここ、触っちゃうよ? キヨとうっしーも見てるし、恥ずかしいでしょ?」
レトルトは服の中を弄り、指先で、触れるか触れないかくらいのすれすれの距離でガッチマンの胸の飾りを指した。
少し触れたかもしれない。
「今日のレトさん、ホモっぽいね。」
「俺は面白いからいいけどね。」
キヨと牛沢はもう笑ったという様子でレトルトを見る。
先ほどのテンションはどこへ行ったのやら。
「そ、そんなとこっ、ぁん…っだめ、だよぉ、れとさ、今日、へん、んふっ」
「教えてくれたら、やめるよ?」
ぴとりとレトルトの指の腹がガッチマンの胸の飾りに触れた。
本当に、教えなければやるという合図であった。
しかし、ガッチマンは擽られ、羞恥に染められていく中で、確かに思ってしまったことがある。
ーーーー「きもちいい」----と。
教えたくもないし、これ以上擽り地獄を味わいたくもない。はずなのだが、確かに期待を孕んだ。きもちいいと思ってしまっている自分がいた。
そうなればガッチマンの行動は早かった。
「やだぁ…♡」
レトルトの目に映ったガッチマンは恍惚とした表情を浮かべていた。その反応、表情は予想外のものだった。
「はぇっ!?」
予想外の反応ではあったが、一応構えていたため、レトルトはガッチマンの胸の飾りを思い切り抓ってしまった。
その瞬間、ガッチマンの全身に、まるで電流が走ったような快楽の波が襲った。
「~~~~~~♡ んぅ…♡」
腰を反らせ、快楽の波に耐えきれんとばかりに肩で息をした。その体は少しぴくぴくとしていた。
「ごめんガッチさん! 思いっきり抓っちゃった…!」
我に返ったレトルトはガッチマンから退き、謝罪をした。しかし、ガッチマンは未だ恍惚とした表情をうかべ、言う。
「もっと…♡」
胸の飾りが見えるまで服をあげるガッチマン。
叫ぶレトルト。
笑うキヨ。
転げる牛沢。
もう何が何だかわからなかった。
あの後は正直鮮明に覚えていないが、全員酔っぱらっていたということで事は回収された。
ちなみにキヨとレトルトは酒を飲んでいない。
ガッチマンは何も覚えていなかった。
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