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お口が性感帯(kyghc) R15
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「ガッチさん、今日はキスしません。」
「おっ キヨのキスって長くてしつこいからありがたいなぁ。」
「少しは寂しがってくれない??」
ある晩。
キヨとガッチマンはベッドで対面しあう形で座っている。ちなみにキヨの部屋である。
元々キヨの片思いだったが、二人はめでたく恋仲になり、それなりに段階を踏んできた。
そしてキヨは性癖が少々特殊で、ガッチマンの口の中が好きらしい。
なんでも、ガッチマンの口の中は黄金比らしい。舌が性的らしい。過去に酒呑みの席で牛沢に語っていた。ちなみにだが、牛沢の顔は物凄く引き攣っていたという。
「唇の形綺麗だよね~」なら、まあわかる。しかし、「口の中綺麗だよね~」なんて、思っていたとしてもそうそういわない。
尚且つ、キヨはガッチマンの口の中を犯してみたいと考えているのだ。
「ねえガッチさん」
「んー?」
ガッチマンは足が痺れてきたのか正座していた足を崩し、胡坐をかいていた。そして何やらスマホを眺めているようだったが、キヨが話しかけた途端から、スマホから目を離す。キヨはガッチマンのそういうところが好きで、なんだか可愛いなあと思う。
本題に入るが、キヨは膝の前で手をついた。
「お願いします!!!!! 口の中を弄らせてください!!!!」
いわゆる「Japanese・DOGEZA」 なるもので、ガッチマンに思い切り頭を下げた。きっと、なにをいってるんだと、ゴミを見るような目で、断固として断られるんだろうと思いつつ僅かな期待を胸にしてみる。
が、しかし、ガッチマンから返ってきた言葉は意外なものだった。
「いーよ?」
「へ?」
あまりにもあっさりした返答でキヨは拍子抜けした。
しかも即答である。
「俺の口の中の何が良いのか分からないけど、キヨが弄りたいっていうのなら」
ガッチマンはそういうと、ほんの少し恥ずかしそうに頬をかいた。
瞬間、キヨの中で何かが爆発した。
『可愛い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
決してキヨの表情からは感情が読み取れないものだったが、確かに、何かが爆発した。
「が、ガッチさんほんと? いいの? かなり変態でハードなプレイだよ??」
と早口でまくしたててみるが、ガッチマンの答えはかわらなかった。
「変態でハードなっていったって、言ったのはキヨでしょ? いいよ?」
キヨはガッチマンの可愛さで胸が締め付けられ、胸が苦しくなった。そこまで自分を好きなのか。と、思った。自惚れというやつである。
キヨは自分の鼓動がうるさいと思いつつ、
「本当にやるよ?」
「しつこいな〜」
と確認をとっていた。夢だと思っているのだろうか。
「じゃあ、ガッチさん少し口開けて?」
「はい」
ガッチマンは少し上を向き、小さく口を開けた。キヨの方が少し背がが高いので、目線もガッチマンより高くなる。
開けた口から除く舌がなんとも艶めかしいと思った。
「えっと、ガッチさん、舌べーってして?」
「ん」
正直、こんな従順なガッチマンを見たことが無いと思った。それ故に、キヨはものすごく興奮した。理由はそれだけじゃないが。
キヨの薄い唇が、孤を描いた。
細い指て舌をなぞると、ガッチマンの腰辺りが微かに揺れた。
「っ! 、んん…!」
複数の指で舌だけでなく、空いている片方の手で口内を犯す。するとガッチマンの様子がどんどんとおかしくなっていった。
「ガッチさん可愛い…」
「キヨっ、! ん、んんっ…は、 」
ガッチマンは生理的な涙が頬を伝うが、その反面、表情は恍惚としていた。正直のところ、キヨとキスをしている時よりも幾分か気持ちよさそうだった。これは単にキヨのテクニック不足という訳では無い。それはキヨ自身も知っていることだ。ガッチマンが気づいていないのだ。
「ガッチさん、気づいてないでしょ」
「っ、?」
キヨはガッチマンの耳元に囁くように、
「ガッチさんね、口の中超敏感なんだよ」
「〜〜〜〜っ!? 」
瞬間、ガッチマンの肩が面白いほどはねた。
「ぇ、ぁ、あぁっ♡」
「うおっ、はは、ガッチさん凄く身体ビクビクしてる…♡」
キヨは最初、キスしないと言ったが、したくなってしまった。ガッチマンの口内から指を抜き、かぶりつくようにキスをした。
「んっ♡ んぅ…!」
何度も角度を変え、ガッチマンの弱い所を正確に舌で指す。
ガッチマンはあまりの快楽でパニックになり、何も考えられなくなった。普段冷静さで定評のあるガッチマンだが、自分の弱点をつかれ、思わず快楽に従ってしまう。逃げ場のない快楽からガッチマンは思わずキヨの胸元を強く握る。
「ガッチさん、かわいーわやっぱ」
「うそ、つきぃ・・・!」
「ん? 何が?」
「今日、キス、しないって・・・ ぁんっ♡」
言ったことをなんでも素直に聞き入れるガッチマンが可愛らしく思い、つい意地悪をしたくなったキヨはガッチマンの尻を優しく撫で上げた。
案の定、それを予想していなかったガッチマンは嬌声をあげた。
弱点を攻め続けられたガッチマンはどこを触っても感じるようになっていった。
「ガッチさん、全身性感帯だね♡ 服とかで擦れていつも大変だったんじゃない?」
ニヤけてしまいそうな顔を必死に隠しながらガッチマンに囁く。それですらも、快楽でしかないらしい。
「キヨが、エッチなことするからだよぉ・・・!」
否定はしないらしい。
まあ確かに段階を踏んでいく中でガッチマンにいろいろ仕込んだ。
全身が敏感になるように、玩具やら直接やらで触ったり。
そうすることで日に日にガッチマンの身体はどんどん敏感になっていった。
キヨの計算通りであった。
「ココ、いっぱい触るから、もうこんなになっちゃったんだよぉ…♡」
ガッチマンが服をめくり見えたのは胸の突起だった。
まだ弄っていないのに、赤く、表現せずとも赤い小さな木の実のようだった。キヨはあからさまにゴクリと喉をならす。
「限界なんだ、触ってほしいな…♡」
ガッチマンがそういった瞬間、理性の糸が切れたキヨは胸の突起をピンとはじいた。
「ぁあっ♡」
はじいて、クリクリと捏ね繰り回してやる。
その度に腰が揺れるので面白い。
「どうしたの? 今日はすごく積極的じゃん♡」
「んぁあっ♡ だっ、て、…ぁんっ♡ いっぱいココ、触ってほしくってぇ…! あっ そんなに強くしちゃ、だめぇ♡ 」
少し触っただけなのに、服の上身体でも主張するそれ。
強くしてはいけないというガッチマンだが、体は正直だ。
キヨは強く興奮した。こんなに乱れたガッチマンを見るのは初めてだ。
「きもちいって言った方が、いいよ?」
「っ、 ほんとに?」
「うん」
キヨがガッチマンの胸の突起をぐりぐりと弄る。
「ひゃぁっ♡ やだ、♡そん、な、♡ うぅ…!」
「ん? なんて言うのかな?」
恥ずかしさからなのか、中々気持ち良いと言わないガッチマン。
キヨは言うように促してみる。従順なガッチマンだ、きっと言われればやるだろう。
「気持ちい…♡」
「うわえっろ」
ガッチマンは確かに、気持ち良いと言った瞬間、身体のどこかに潜んでいた快楽が、全身を巡ったのが分かった。
攻め続けられている胸の突起と口内。何が何だかわからないといった様子でガッチマンは喘ぐ。
「おれ、まだぁっ、 ♡ここ、触られてないのにぃ♡ イっちゃうぅ…♡ 」
キヨはガッチマンの自身を抜いてないのだが、なにか、快楽ではない何かがくる。ガッチマンの腰の揺れが激しくなってきたが、ガッチマン自身、自分が揺らしていることに気づいていないようだ。天井を仰ぐことで快楽から逃げようとしている。が、しかし逃げ切れず。
「いーよ♡ イっちゃいな…♡」
キヨがガッチマンの手を握る。
未知の快楽に怯えるガッチマンは、絶頂しきれない、絶頂に合う。
「やだよぉ♡ 気持ちよくって、♡ 頭、おかしくなっちゃ…! こわいよ、 キヨぉ…!」
「大丈夫だよ、ガッチさん。 ね?」
「うんっ♡」
キヨが優しく言ってやると、ふとガッチマンの力が抜けた。
それとほぼ同時に絶頂した。
キヨも少し安堵した。
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「いやこれもう黒歴史確定だわ」
「まってまって落ち着いて早まるな」
先ほどの雰囲気とは一転。
あの後我に返ったガッチマンはあまりの羞恥心から、おもむろに部屋の窓をあけて、ベランダから飛び降りようとしている。
キヨはそれを必死に止めている。
「だって、あんな恥ずかしいのを、…! あーもうだめだ、切腹するしかないでござる」
「ちょっ急に忍者出てくんなって! マジでやめろ!」
やっとの思いでベランダからガッチマンを引っぺがすことに成功したキヨはくたくたである。
今日はいい思いをした。牛沢に報告してやろう。
そう思った夜であった。
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酒呑みの席で、「話されてる俺の身にもなれ」と、ぼやいている牛沢という男がいたとか。
キヨという男は満足げであった。
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