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弱点2 ykbn
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ばななside
誰かにLINEをおくって何分たっただろう?
もう怖くて動くことが出来ない
動きたい
でも体は動かなくて
怖くないはずなのに
どうしようもない恐怖にかられて
たったこれだけ
たったひとつ耳が敏感になるだけで
こんなに変わるなんて
普段がどれだけ幸せなのか
今改めてわかった気がする
どうせ
どうせ助けに来てくれるなら
ゆきやさんが、、よかった
ピンポーン
だ、れ?
ピンポーン
ねぇ?
ドンドンドン
怖い
ガチャ
誰か、、くる、
スタッスタッスタッ
嫌だお願い、、
怖い、、
助けて、ゆきやさん
yk「俺のこと呼んだか?」
、、、え?
yk「ったく何が大丈夫なん?こんなに過呼吸なってんのに」
え、俺今どうなってるん?
bn「かひゅー、ひゅー、ひゅっ、ひゅー」
bn「か、ひゅ、ゆ、ゆ、きや、、さ、ひゅっー、ひゅっ」
恐怖心がまして気づかなかった
俺めっちゃヤバイやん
yk「とりあえず、落ち着こ、な?ほら、俺にあわせて息して?」
そういうとゆきやさんは俺を膝枕の上にのせ俺の手を自分の胸に当てた
yk「ええか?いくで?」
ドクン、ドクン
これが、
ゆきやさんの、心臓の音、
敏感になってこれも聞こえるなんて
でも、不思議と、今は辛くない
だって
yk「すってー、はいてー」
こんな人に優しくしてくれる
あなたがいるから
ゆきやside
はあっはあっはあっ
ついた、、、
ピンポーン
ピンポーン
、、、?
返事なし
出られへんのか?
ドンドンドン
、、、
シーン
鍵しまってるもんな
どうしよ、、
あ!、そういえば前ばななが
bn「ゆきやさん」
yk「ん?」
bn「もう大人になって、いつ死ぬかわからないじゃないですか?」
yk「急にどうしたん?w」
bn「なのでもし、何かあったときように
ポストの番号教えます。そこに合鍵があるので、開けてください。これはゆきやさんにしか頼めないんです」
yk「わかった。俺に出来ることがあるなら」
みたいな会話で
ガチャ
あいた!
スタッスタッスタッ
リビングにつくと
過呼吸を、起こしているばなながいた
ばななが過呼吸に、なってる、
助けないと!助けないと!
、、、いや、落ち着け
助けるが側が焦ってどうする?
俺が落ち着かないと始まらないんだ
俺は、ばななを、助けたい
他の人でも誰でもない
俺が、ばななを、
その時
bn「助けて、ゆきやさん」
ボソッっと微かにだが
ばななが、助けを求めた
他の誰でもない
俺に
だから俺は
yk「俺のこと呼んだか?」
答えるように
yk「とりあえず、落ち着こ、な?ほら、俺にあわせて息して?」
今俺にしか出来ないことを
ばななside
ゆきやさんが来てくれたお陰で
少し落ち着いた
いや、少しじゃない
大分
多分ゆきやさんだから
ここまで落ち着けたんだきっと
yk「ばなな大丈夫か?」
うっ、、
彼は普通に喋っているんだろうけど
今の俺はそれすらも大きく聞こえてしまう
bn「ゆき、、や、さ、、おと、、うる、
さく、て、、たす、けて、」
頑張った
頑張って、伝えた俺を誉めてくれ
yk「音?」
bn「コクコク」
もう喋る気力は残ってなくて
頷くことしかできなくて
yk「わかった。出来る限り小さく喋るとりあえず耳栓みたいなのある?」
耳栓、、、
なかった気がする
bn「フルフル」
俺は顔を横にふる
yk「そうか。ちょっとかってきたほうがええよな?」
駄目。いかないで
いまは、お願い
俺のためでも
一人にしないで
bn「フルフル」
また一人になりたくなくて
どうしようもない不安にかられたくなくて
ギュッ
出来る限りの力で
ゆきやさんの袖をにぎった
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