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ヒトと獣と 9
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sideクヌム
私が中洲を訪れたのは今回が初めての事だ。
鰐館。
捕食者の巣窟、さすがにヒトガタをとるものを喰ったりしないだろうが。
集められた顔触れを見ると見事に捕食者ばかり。
純粋な“ 狩られる方 ”は私だけではないだろうか。
河岸からさほど離れていないところに鰐人達の住居は建てられている。
河の氾濫期に浸水しないギリギリの場所に高床式の建物が並んでいた。
鰐館は広大な敷地の中に多数の棟で構成されている。
今夜はその中のひとつの棟と庭が使用されているようだ。
アキラ殿はセベク殿の側でタウエレトにじゃれている。
宴も終盤に差しかかり宴を辞す者が出だした頃、館の老女からアキラ殿の治療を依頼された。
高台の別棟に移動する旨、それとアキラ殿をお連れする旨は少々困惑したが。
アキラ殿は…ハーブの良い香りがして軽かった。
皆がするように縦抱きして坂道を登って行く時、欠けだした月を見つめている横顔が美しいと想ってしまって、そんな自分に驚愕してしまう。
“ コレ ”はあの方達のものだ。
第一私に寵童を愛でる趣味はないだろう?
多少動揺しながらアキラ殿の寝所に用意された診察台に小さな体を降ろした。
多い目の灯りをつけ布を用意していた老女の姿がいつの間にかなくなっていた。
アキラ殿が肩の傷を顕にする。
くっきりと付いたジャッカルの歯型。
思ったより傷の状態は良い。
化膿せずに乾きだしている傷に軟膏を塗っていく。
「この香りは没薬《ミルラ》ですか? 」
「名前はありませんがある植物の樹脂から作ります。」
足指の傷にも塗り込んで、そこで初めて私はしみじみとアキラ殿の身体に魅入った。
全体的に小さく子供のような身体だ。
あくまで白く滑らかな肌。
このような肌触りの生き物に会ったのは初めての事だ。
鬱血を緩和するための軟膏を手にとる。
「これは乳香ですね? この辺りには…」
私は丁寧な返事を返しながら、自分の意識がこの身体に向かっているのを感じていた。
「この薬で全身をマッサージします。痛むところがあれば仰って下さい。」
衣を外して腰布だけにすると、先程の薬よりは粘度の低いそれを首筋から塗っていく。
細い頸。
華奢な肩。
鎖骨のラインに沿って塗り込んでいく。
いや、薬の滑りを借りてこの指で肌の感触を楽しんでいる。
背中から腰にかけては少女のようなくびれを持ち小振りの臀部に続く。
腰には指の痕がくっきりと残っていてそれは紛れもない情事の名残。
双丘をたっぷり揉んで太腿を摩る。
「あの、クヌムさん? 」
性的な匂いを感じたのか戸惑いを含んだ声。
「大丈夫ですよ。これから一番酷い内腿を施術します。」
赤い花弁が散ったような痕を優しくマッサージする。
場所ゆえかアキラ殿の内腿が微かに痙攣する。
そこに薬を足しながら際どい場所まで指を進めていった。
アキラ殿の息があがり全身が仄かに色づいてくる。
蒼い目は潤んで微かに覗く舌は桃色。
私は思い切って会陰まで指を伸ばした。
抵抗はない。
アキラ殿の腰を膝の上にのせて蕾を顕にしてみた。
熱い吐息をついた唇にむしゃぶりつきたい衝動を抑えながら薬を落とした。
「こちらも腫れていますね。
お薬を塗り込みましょうね。」
たっぷりの薬を指にとり優しく触れる。
「あっ…」
ぴくりと身体が震え、思わずといった感じで声がでた。
お可愛らしい…
「入り口も腫れていますね。
お薬を塗りますよ。」
つぷりと指を忍び込ませた瞬間、きゅうと締め付けられた。
アキラ殿の花芯が勃ち上がってきている。
感じてらっしゃる。
私は指を抜き、薬を掬い、アキラ殿の蜜壺に指を挿入れ、を繰り返した。
少しづつ、少しづつ指を奥に進め前立腺を擦る。
「あ、あン…」
ぴゅくと花芯から溢れ出る白蜜。
前立腺を集中的に攻めているとアキラ殿がぐずぐずと泣き出してしまった。
「もう少し奥まで塗りましょうね。」
指の届くぎりぎりの場所を引っ掻くようにして擦ると痛い程の締め付けとともに痙攣する。
「もっと、もっと奥までいきますからね。」
私は自身のキ頭に竿に薬を塗りたくった。
アキラ殿の蕾が微かに口を開けて綺麗な桃色の蜜壺がみえている。
鈴口をぴったりと付け体重を掛けるとずぶずぶ吸い込まれていく。
凄い締め付けと蠕動にイきそうになる。
アキラ殿は声にもならない様子で白い喉を仰け反らせて震えていた。
一度奥に突き込むごとに抜き出して薬を足し、また突き込む。
堪らない…
あの指痕と同じところを掴んでアキラ殿の蜜壺を貪った。
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