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ヒトと獣と 11
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“ ちゅ ”と音がして二人の唇が離れた。
クヌムがその胸にしっかりと抱き締めて、何事か囁いている。
……離れ難いのは解る。解るのだが…
「では、またすぐにお逢いできますよ。」
後姿を見送っていたアキラに俺は気乗りのしない報告をせねばならない。
「アキラ。」
褥に腰掛けるとアキラを膝に乗せた。
「アキラ、よく聞いて。
俺はこれからアヌビスの里へ帰らなければならない。」
“ ヒュウ ”と息を吸い込む音なのか、それとも悲鳴なのか。
アキラの喉が鳴る。
「そもそも今、この状態が異常なんだ。
叔父上と俺、二人ともが7日以上里を開けている。
叔父上は文官に指図を出して動かせているが、俺は軍を預かっている。
知ってるだろ? 」
「やだ… 」
え?
ぽろぽろと溢れ落ちる涙。
「やだ。帰っちゃやだ! 」
あまり自己主張しないアキラの確固とした拒絶。
「アキラ、駄々をこねないで。」
「やだ! 僕も一緒に行く。」
あまりの喜びに俺の中で何かが弾け飛んだ。
アキラが俺を欲している‼︎
腰布は引き千切るようにして剥いだ。
歯が当たるような激しい口づけも、指痕が付くほど強く掴んだ腰も、すべてをアキラは歓喜と感じていて、この次に起こることへの期待に胸を踊らせていた。
アキラの中へ挿入っていく。
なんともいえない甘い香りが漂って俺の興奮を煽る。
「アビスぅ…すき…だいすき… 」
こいつ、今それを言うか?
コツコツとピンポイントで抉る激しい抽挿にアキラの身体は感じまくっている。
角度を変え、体位を変えて、後ろから獣の体位で犯していると啜り泣きに混ざって、
『行かないで…アビス… 』と。
反則だぞ。お前。
アキラの両手を後ろに引いて上体を浮かすと奥のS字の括れめがけて律動する。
突き抜けないように加減しながら集中的に穿ってやると女のボ○チ○と同じで堪らなくイイらしい。
そして意識を失ったアキラは、ピクリとも動かなくなった。
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