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ヒトと獣と 24
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「ラー …どうした? 」
「ん…抱っこ。」
寝ぼけている?
そのまま私も横になって抱き込んでやった。
愛しい妻。
少し顔色が悪いか?
本体に獣化して種付け…犯したのだ。
アビスの半獣化の比ではない。
ラー…辛かろう…
旋毛に口づけして細腰に手を回した。
下腹が少し膨れている。
…子種が…
何とも言いようのない気持ちになる。
軽く押してやると、常の様に窄まりきっていない蕾から白濁が…私が注ぎ込んだ子種が流れ出した。
『っ… 』
アビスのときも私が掻き出した筈なのにあの時とは違う…
これは一種の…気恥ずかしさ…? を、
感じているのだろうか…
“ ほんに、この歳になって恋に堕ちるなどと…
まったく始末が悪い… ”
“ はっ ”と我に返った私は自分が眠っていたという事実にショックを受けた。
そして気づく。
腕の中のアキラが目覚めていて、私の髪に触れているのを。
「ラー。」
「セティ… 」
おずおずと私の背中に腕を回し抱きついてくるアキラ。
「…怒って…る? 」
「! 馬鹿な‼︎ 」
私はアキラを抱いたまま身を起こすと、しっかり抱き締めた。
「私の方こそ酷い事をした。
こんなに小さなラーに加減なしに種付けするなどと… 」
…それは小さな声で呟かれた言葉。
「…嬉しかった… 」
「え? 」
「セティの…奥さんになったんだ…って実感した。でも… 」
でも?
「僕…男だから…セティの赤ちゃん産めないから…ごめんね。」
私は思わず息を呑んだ。
一体何を言っている?
「ラー。私のラー…
何よりも、自分の命よりも大切なラー。
私はラー以外、何も望んではいない。
ラーはそのような事を思ってはいけないよ?
第一、子供にラーを盗られてしまうなどと考えたくもない。
私はこれでも嫉妬深い男なのだよ。」
青白かった頬に薄く朱色をのせて微笑むアキラに、どうしようもないほどの情欲を感じてしまう。
私はゆっくりとアキラの身体を褥に横たえた。
「ラー…本来なら身体を休めないといけないあなたと繋がりたいと切望する私は… 」
アキラの繊指が一本、私の唇に触れる。
「僕もセティとひとつになりたい。」
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