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ヒトと獣と 40
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“ ふっ ”と意識が浮上する。
獣人たちの荒い息づかいが聞こえ、ぼんやりとした視界の中に、繋がって揺さぶっているセテフと胸の飾りを嘗め廻し、アキラの花芯に手を掛けているセベクがいる。
「あっ……セテ…… 」
「気づいたか? 」
セテフの淫欲に掠れた声に蜜壺が震える。
くすりと嗤ったセテフは硬く猛った剛直を奥に突き込んだ。
『イイ……きもちいい…… 』
セベクが両手首を押さえつけ口づけで咥内を蹂躙して来て、アキラは軽く空イキしてしまった。
ぽろぽろと涙を溢し、雄たちから逃れようと身体を捩るさまに嗜虐心を煽られた獣はますます猛る。
「駄目駄目、アキラ……逃がさないよ? 」
セテフの美しい容貌が淫靡に歪み、口角があがる。
あるときは浅く、あるときは深く抜き差しされるセテフの剛直に狂わされ、アキラの蜜壺はひとりでに痙攣していた。
ヒク、ヒク、ヒク……
セテフの剛直を咥え込んだソコが、まるで呼吸をするかのように締めつけて来て、セテフは自分自身が追い上げられているのを感じていた。
射精感があがって来る……
激しく律動しながら“そのとき”に向かっていたセテフは、女なら確実に孕ませんとばかりに奥に、さらに奥深くに己を突き込んだ。
「はっ……アキラ。堪らないよ……
これほど善い……のは…… 」
アキラはもう声をあげる事も出来ない。
アキラのここには子宮などないが、まるで子宮口をつつかれているような錯覚に陥る。
セテフの巨根に見合う大きさのキ頭が、S字のくびれを子宮口に見立てて押しつけて、そして貫通していった。
同時に烈しい勢いで白濁が叩きつけられて、アキラはセテフの逐情を知る。
「はぁ……アキラ……最高だよ、
可愛いアキラ……もっと、あげる。」
セテフの抽挿がさらに激しくなり、より奥に白濁が注ぎ込まれる。
「 ‼︎ ーーっ! 」
セテフの長く大量の射精にアキラは善がり狂うが、その意識は保たれていて、それこそがセテフとの情交の特徴だった。
普段アキラは情交の最中は早々に意識を失う。
過ぎた快楽から身体を守る為に、意識をシャットダウンして心肺機能が限界を超えないように自然にそうなる為だ。
しかしセテフとの情交の場合は彼の絶妙な匙加減で、ギリギリのところで意識喪失出来ない。
自然、負荷がかかり過ぎた心臓はその動きを止めてしまう。
それが “ 男殺しのセテフ ”と云われる所以だ。
だからセテフは細心の注意をもってアキラを抱く。
今まで関係を持った相手など、はっきり言って “知ったことではない ”が、
アキラは違う。
アキラは特別だ。
生まれて初めて愛したひと。
唯一無二の伴侶……
“ ずるり ”とセテフの剛直が抜け出ていく。
勿論、まだまだ足りないがそろそろ交替の頃合いだ。
アキラの、力の抜けた身体を抱きしめて唇を重ねる。
愛しきものを愛でて、アキラの脚の間から退いた。
代わりに位置どるのは鰐王セベク。
とうに臨戦態勢のセベクの剛直は、先走りの液でてらてらとひかっていた。
「セベク……すき。」
白濁が溢れる蜜口に、ずぶずぶと吸い込まれていく鱗の生えた剛直に、悶え苦しむアキラの手を褥に縫いつけて納めきった。
納めてしまえば引かねばならない。
竿に生えた鱗が逆立って前立腺を抉っていく。
硬直して絶叫するアキラの臀部を掴んで抽挿を繰り返すセベクの頭には“ 手加減 ”という考えは一切なかった。
奥歯を噛み締め、時折牙の覗く口元に残忍な笑みを浮かべるセベクとそれを見つめながら口角をあげるセテフ。
彼らの胸にあるもの……
それは愛ゆえの “ 狂気 ”
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