由川詩は図書館に昼寝しに来る王子様こと王寺永を目の保養に眺めることを日課としていた。
ある日、王寺に覗いていることに気付かれてしまう。覗いていた詩の所に王寺がやってきて、話しかけられるのだが、王寺は詩ではないと勝手に決めつけていた。その場に詩がいたにもかかわらず。ショックを受ける詩。
自分が眼中にないと知った詩は、比較的心穏やかに王寺を観察できるようになるのだが、王寺は覗いている人物を見つけたいのか、詩の特等席を覗きに来ようとする。
詩はその度にこそこそと場所を移し、王寺に見つからないように逃げ回るのだった。
そしてついに、こそこそと逃げ回る詩の腕が王寺によって捕まれ……。
誰もが認める王子様とちょっとおバカな無自覚美人のほのぼのかくれんぼBL。

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