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緑高(うさぎょんさんリク)
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俺と真ちゃんは付き合って半年ぐらい経つんだけどさー。
未だに進展…というか、何もしてないんだよね。
キスとかは時々してくれるけど、そこまでやってるかっていうと、そうでもない。
つか俺からねだって仕方なくやってくれるって感じだし。
俺としてはもう少し何かしてみたいってのもあるんだよね〜。
だって付き合ってもう半年なんだよ?!
まぁ真ちゃんだからなー。
そーゆーのあんまり興味無さそうってか知らなさそう…。
好きとか言ってくれないから、本当に真ちゃんが俺のこと好きかどうかわかんないんだよね。
真ちゃん顔綺麗だしさ、頭もいいし。
それに好きなタイプは年上らしーじゃん?
俺、学年は一緒だけど誕生日的に言うと年下だし…
俺じゃやっぱり真ちゃんに釣り合わないのかなーなんて思っちゃって。
俺ばっか1人で空回りしてるみたい。
もしもツンデレとかじゃなくて、本当に俺のコト好きじゃなかったらどうしようって。
…思ったりするわけで。
真ちゃんが本当に俺のこと好きって保証はないんだよね。
………真ちゃんは俺のことどう思ってるのかな…?
。。。。。。。。。。。。。
『しーんちゃんっ!今度の休み、俺とデートしてくんね?』
部活が終わり、着替えをしているとき。
そーいえば今度休みあったなー、って思い出して、真ちゃんをデートに誘った。
…まぁどーせダメなんだろーけど。
「…いい、だろう…」
……え?
え?今真ちゃんいいって言ったの?え?
いつもこーゆーの断るのに?何で?
「…自分から誘っておいて何を間抜けな顔をしているのだよ…」
『えっ…だって真ちゃんいつも断るじゃん…珍しいなって思ってさ……え?』
ぐいって腕を引かれて壁に追い詰められる。
トン、って音がして、横を見たら両サイド真ちゃんの手で抑えられてた。
ん…?これってアレ?壁ドンってやつ?
こんなことになるなら、着替え途中に言うんじゃなかった…っ
真ちゃんまだ制服のボタン閉じてないじゃん…っなんか無駄に色気あるし…
あー、こーやって真正面から見ると本当、真ちゃんって綺麗な顔してるよなぁ。まつ毛長…
「彼氏だという自覚ぐらいは俺にも、ある…」
真ちゃんがそう呟いて、俺にキスしてきた。
『んっしんちゃ…っ、ぁ、ふ…っ』
真ちゃん普段嫌がるのに、珍しく舌を入れてきた。
…真ちゃんからキスしてくれたのって、真ちゃんが告白してきて、OK出したときだけだったかも。
あー、でもこれちょっとヤバイな…
『真ちゃ、っも、無理、やめ…っ』
だんだん体に力入んなくなってきた…
足ガクガクする…
へにゃって音がする感じで床に座り込む。
真ちゃん上手すぎでしょ…
まず息を整える。
心臓とかもバクバクいってるし、顔が焼けるみたいに熱い。
「今度の休み、楽しみにしているのだよ」
って言って、メガネをくいって上げる。んで、何事も無かったかのように真ちゃんが着替えを始めた。
…よくわかんないなぁ、真ちゃんは。
でも好きなんだよなぁ…
それから本当に日はあっという間にすぎて、デート当日になった。
『あっ、真ちゃん!ごめん、待たせた?』
あっちゃー、真ちゃんより前に着こうと思って今約束の時間の10分前なんだけどなー
「別に待ってないのだよ。…どこか行きたいところはあるか?」
んー、行きたいところか…
『俺は真ちゃんといれればどこでもいいよ?』
これが本音だよなー。
本当に真ちゃんといれればそれでいいし。
「映画でも見に行くか?」
『いいよ〜、じゃあ行こっか』
立ち上がって駅に向かおうと体の向きを変える。
『…っ?!』
右手が何か温かいもので包まれた。
…真ちゃんの…左手だ…
「ほら、行くのだよ」
俺の腕をひいて真ちゃんが駅へと向かおうとする。
『うんっ…!』
すっげぇ嬉しい…‼︎
それから電車に乗って、映画館に向かった。
「何か見たいものはあるか?」
『んー、あ、これとかは?よくわかんないけどアクションの映画。今話題なんだよねー。』
映画館に入ると、すぐに映画が始まった。
……が、しかし。
…やっべー、映画集中できねーんだけど…
真ちゃんの横顔こんなじっと見てられんのなかなか無いからなー…
かっけーな。
そう思っていても、割と面白い内容の映画で、後半は意識がほぼ映画に持って行かれていた。
。。。。。。。。。。。。。
『んー、面白かったなー♪』
「そうだな。」
久しぶりに映画とか見たかもなー。
『このあと時間あるし…どうしよっか?』
「俺の家にでも来るか?…その……今、家には誰もいないのだが」
…っへ?!
真ちゃんの家?!急にどうして?!
『マジで?!行っていいの?!』
「…いいから来るか、と聞いたに決まっているだろう?」
マジか!真ちゃん家とか初めてかも〜。
ちょっと楽しみだわ
。。。。。。。。。。。。
『おじゃましまーす』
おー!なんかすっげえ整理整頓されてる…!
「俺の部屋は奥なのだよ。先に行っていてくれ。」
『うん。じゃー先行ってるね』
ガチャッ……
なんつーか真ちゃんっぽい部屋…
本とかいっぱいならんでる…。
スロウハイツの神様…なんかこれどっかで見たな…。
あ、黒子が読んでたんだっけな?
そんなことを考えていると、後ろから扉が開く音がした。
「高尾…」
『何?真ちゃ……っ?!』
とんっ、て押されてベッドの上に倒れる。
あれ…っ?
『え…?真ちゃん…?』
「言っただろう?今日は親がいないと。」
…そういう意味なの?!
まあ…俺がやりたかったことなんだけど…
真ちゃんがそーゆーの意識してくれてたってのは…なんか…嬉しい、かも。
『あ…でも俺初めてだから……よくわかんないよ?』
「…俺だって初めてなのだよ……。」
そう言って真ちゃんが俺にキスを落とした。
『ん……真ちゃん…大好き…』
「俺も、好きだ…」
その言葉が凄く嬉しくて。
涙がボロボロ出てきた。
「なっ、ど、どうしたのだよ?!」
なんておどおどしてた。
『や…、ちょっ…嬉し、くて…さ』
顔が赤くなるのを感じた。
真ちゃんも顔赤くなってさ。
首元に真ちゃんが顔を近づけてきたから、なんだろう?って思ったんだけど…
『?…しんっ…っひぁあっ、ぅ……っ』
真ちゃんが俺の首を舐めてきた。
血管のあるところに真ちゃんの歯が時々当たって余計に感じてしまう。
心臓の音が五月蝿い。身体全体が熱くなってく感じ。
シャツが脱がされると、心臓の音が今まで以上に酷く大きく聞こえた。
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シャツを脱がすと高尾は真っ赤な顔をして目をそらした。
…そんな仕草も愛おしく感じる。
「高尾……」
ガリッ、と音を立てるようにして鎖骨の部分を噛む
『いっ…?!あ、…ぅっ』
噛んだ場所に舌を這わすと体を震わせて声を抑えていた。
『は、ぁっ…真、ちゃん…?』
「お前の体は…綺麗、だな」
そう呟くと高尾は心底驚いたような表情をしていた。
指をツ…ッと腹の方へ進めると高尾はすぐに体を強張らせる。
「…怖いか……?」
『大丈夫…、怖くない…よ?』
口ではそう言っていても、高尾はかすかに震えていた。
口が触れ合うだけのキスをする
口を離して高尾を見ると、少し落ち着いた様子になっていた。
後ろの穴に指を当てると不安そうな高尾の表情が目に入った。
実際、俺も不安が無いというと嘘になる。
多少の知識はあるが…そこまで詳しいわけではないからなのだが。
「高尾…本当にいいんだな?」
『いーよ。真ちゃんの好きにして?』
そんなことを言われたらもう心配をする余裕がなくなってしまうほどに、高尾をめちゃくちゃにしてしまいたくなる…。
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真ちゃんが「いくぞ」って呟いて、ゆっくり指を中に進めてきた。
あー、これ結構痛いかも…ッ
でもなんか…ゾクゾクする…
『…っ、うぁ…ひッ、あ…』
自分の声っていわれたら驚くぐらいの甘い声が出てしまっていた。
じわじわ奥に指が入ってく感覚…
今まで1度も味わったことがない感覚。
『真、ちゃ、っひああうっ?!』
今までと違って、ある一点の場所に指が当たると、快感が背中に走った。
「ここが前立腺、というものか…?」
そう言って真ちゃんは何度もその一点を刺激してきた。
『やっ、真ちゃんっ、そこ、ばっかり…ッ…っ』
ぎゅって真ちゃんのシャツを握る。
さっきからゾクゾクして体に力が入らない。
気がつくともう真ちゃんの指が3本入っていた。
…痛いといえば痛い。でもそれ以上の快感があった。
『んぁ………』
指が抜かれて、少し寂しいような気持ちになって声が漏れる
「高尾…入れるぞ…?」
『う…ん。早く…お願い…っ』
身体は痙攣して、心臓の音なんか大きすぎてわからないぐらいだ。
ただ、早く真ちゃんが欲しい。
真ちゃん、真ちゃん、真ちゃん、真ちゃん…
指とは比べ物にならない圧迫感を感じて、それが真ちゃんのものだと思うとなんだか嬉しくなった。
『…っ、真ちゃん、熱い…っ、』
自分の中に熱いものが入ってくる。
ゆっくりと中に入ってくるそれは、ドクドクと脈を打っていて、指とは全く違った感覚があった。
「たか、お、腹に力、を入れろ…」
どうしても感じてしまって変な所に力を入れてしまう。
やっぱりそのせいでキツくなって、真ちゃんも少し辛そうに見える。
キツいはずなのに奥に進んでくるっておかしいって…
『〜〜〜っ?!』
いきなり頭が真っ白になって、びっくりするぐらいの快感が走った
…さっきのゾクゾクしたとこ…?
当たっただけで?
もう直ぐにでもイキそうで、耐えるのでも精一杯、なのに…
真ちゃんはなんども奥に進んでは引いてを繰り返してる。
『真ちゃ、だめ、なんか出ちゃうから…ッ』
もう限界だって…っ!
「俺も…っ、出る…っぁあっ」
真ちゃんが言い終わる前に俺はイっちゃって、それと同時に真ちゃんもイった。
そしたらだんだん視界が薄れてきて、俺は眠りについた。
。。。。。。。。。。。。
髪を触られる気配がして、ふと目をあけると、目の前に真ちゃんの顔があった。
『あれ…?真ちゃん…?なんで……
……っあ…』
だんだん意識がはっきりしてきて、さっきのことを思い出して急に恥ずかしいような気持ちになった。
「まだ高尾が寝てからそこまで時間はたっていないのだよ。」
そう言って笑った真ちゃんの顔見てたら、また心臓がどくどくなり始めた。
あ…でも…
『そういえば真ちゃんさ、なんで急にこんなことしよーと思ったの?俺は嫌じゃなかったし、嬉しかったけどさ…。いつもなんか嫌そーじゃん?
いきなりどうしたの?』
そう聞いたら真ちゃんは俯いて、話し出した。
「高尾といると…自分を抑えられない気がして…嫌がっても止められる気がしなかったからなのだよ…。」
『じゃあなんで急に…?』
「なかなか決心がつかなかった…。俺は今までのままでも良かったのかもしれない。
だが……いつか高尾への愛情が溢れて高尾を襲ってしまったら…。俺は絶対に止められない。
高尾にデートに行かないかと誘われた時に思い切って行動をすることにしたのだよ。
これでもし、嫌がられたらもうこんな高尾を襲ってしまいそうな感情は捨ててしまおう、諦めよう…と…思っていた。
なあ高尾……
本当に嫌じゃなかったのか?」
少し上目使いになって、真ちゃんが聞いてきた。
ああもう、こんな顔で聞かれたら俺が悪いみたいじゃん…!
『しーんちゃん。俺ね、ずっと真ちゃんとこーゆーことしてみたかったんだよ。真ちゃんはそうじゃないのかもって不安だった。だからね、今はすっごい嬉しい。
ねえ、真ちゃん。今日泊まってっていい?』
真ちゃんはぽけーってした顔をしてから、真っ赤になって、もちろんだって答えてくれた。
その後、家族に友達の家に泊まるってメールして、すぐにまた行為が始まった。
まあもちろん、次の日は腰痛いわ寝不足だわだるいわで学校休んだけど…。
その日は真ちゃんとゆっくり過ごした。
真ちゃんにこんなに思われてたなんて想像もしてなかった。
…凄い嬉しい。
あんなツンデレな真ちゃんが俺に思ってたこと言ってくれた。
これからも真ちゃんと付き合っていきたいなって思う。
いつまでも…。ずっと。
真ちゃんの恋人でいられますように。
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