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間違い 22※
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「ぅあっ、あ、ひっ…ぁ、すきっ、カズキさっ、んっすき、ぃ…」
何度も何度も頭の芯から溶かすような甘い声で呼ばれる名前
好きと言う言葉
まるで麻薬だ。
「みけっ…みけ、っ、みけッ」
「んっ、あ、あっ、」
我慢してきたものが一気に溢れ出したみたいに止まらない。
俺は別に我慢とかそういうのはないはずなのに
ミケの感情が伝染したみたいだ。
首筋を舐めて、噛んで食むように吸って
余すことなくミケを味わう。
それだけの事でもミケにとっては持て余すほどの快感のようだ。
後ろからナカの壁を何度も擦ってその快感を膨らませる。
「ひ、ぁっ…あ、だめっ、やだっ、やっんんっ…」
「悪いっ、やめられない」
「カズキさっ、あっ、ん、ッキさっ、あ、すき、っき!」
響く嬌声に俺の理性もあってないようなもの
もっと触れたいもっと奥に、もっと、もっとと求めてしまう。
何度も紡がれる甘いそれに熱が増す。
「、…っ」
「カズキさん、はっ……言って、んっ、お願いっ」
「っ好き、…好きだよ、ミケ、」
ミケの顔が見たくて仰向けにして上から覆うように組み敷いた。
ぐっ、と引いた腰を奥に進めればミケは身体をくねらせて震えた。
快感に目を瞑る姿は愛しい。
汗で張り付いた前髪が額を露わにさせていつもよりあどけなさが増す。
「んっ、ん、かずきさ、んっ、あっ、へへっ」
「…、どうした?」
気持ちよさそうに声を漏らしながら小さく笑うミケ
不思議に思い無我夢中だった律動を止める。
「また、カズキさんって、呼べるの、嬉しっ…の」
なんて可愛らしいことを言うんだ。
そんなのいくらでも呼んで良かったのに
でもミケが俺の名前を知ってることはミケのことを覚えてない俺にとってズレになると思ったんだろう。
まあ、でもたまに…
「ふっ、たまに呼んでたけどな」
「へっ!?」
びっくりしたミケの反応に合わせてきゅんとナカが締まる。
急に締めないでもらいたい……
と、みるみるうちに赤くなっていくミケ
まるで林檎のそれだ。
真っ赤に熟れて美味しそうなほどのミケの頬
「ぇ、あ、ほ…んとに?」
「ああ。…ミケ、ナカが忙しないんだが。」
「っ!え、あ、ちがっ、え、嘘だっ!」
「俺はミケに嘘つかないよ」
どうやら名前を呼んだのは本当に無意識だったらしい
プルプルと震えて目を瞬かせるミケ
もう尋常ではないほど顔が赤くなっている。
ここまでの顔をするのは珍しい
雰囲気も何も無いけれどそれが新鮮で俺はじっと見てしまう。
正直、今の状況でじっとしているのも生殺し状態なのだがミケが可愛いのだから仕方ない
「わっ、やめ、て…いま見ないでっ!」
「っ、ミケ、さっきから締めすぎ」
「うぅ〜…だって、ん、ね、だめっ、カズキさっ、今動いちゃっ!ぁっ、」
視線が交わったと思えば瞳を潤んでまた俺のを締め付けられる。
もうさすがに我慢できない。
律動を再開させてナカを掻き回す
ミケはあっという間に絶頂感に駆られて白濁を零した。
はあ、はあと荒い息を繰り返して惚ける姿を見ても俺は自分の欲を止められない
「っ、ミケ、もう少し付き合って」
「ひっ!あっ、んんっ!あ、だめっ、イッたばっ…んか、ぁっ」
「悪いっ…ッ」
過ぎた快楽にいっそう高い声で鳴くミケ
しなやかな肌とそれが相まって本当に猫みたいだ。
ミケは止まらない絶頂感に涙しながら大きく腰を跳ねさせる。
忙しなく収縮して離さないミケのナカに俺も欲を吐き出した。
「は、っ、はっ…」
「ぁっ、はっぁ、抜け、ちゃ…んぅっ!」
自身のを抜けば溢れてくる淫らな水に思わず固唾を飲む
高揚した顔でミケが自身の唇に触れて小さく呟く。
「は、ぁ…カズキさんのっ、えっち」
「…。」
「ぅあんっ!ちょ、待ってっ!も、むりっ」
無理でもなんでも煽ったのはミケだ。
俺は自身の愚息をもう一度後ろにあてがい奥まで一気に穿つ
「ミケが、煽ったんだろ」
「そなっ、つもりじゃっ!ん、あっ、あっ、あ!」
ゆさゆさと揺する度にミケのものもそれに合わせて揺れる
目に毒だ。
俺はそれに手を伸ばしてナカと一緒に擦ってやる
先端を刺激すると直ぐに透明な先走りが溢れ出す。
「だめっ、そんな一緒っ!あ、やだっ、んっだめっ、めっ!あ、」
苦しそうに声を響かせるミケにもっと鳴かせてみたくなる。
煽り上手もやはり考えものだな
「ん、頑張れ」
「んでっ、あ、ほんと、だめっ、やだっ、あ、あ、出ちゃっ、ひっ、ぃ!」
「っ、き、つ…」
勢いよく腰を打ち、後ろも前も十分すぎるほどに攻める
ミケはガクガクと壊れたロボットのように腰を震わせてまた絶頂を迎えた。
達したといっても今度は白濁が溢れる事はなくまるで女性のそれのように身を震わせてた。
何度も口を開閉しては声にならない声を漏らす
「はっ、ぁ、っ…、ッ…」
「ミケ?」
さすがにやりすぎたかな、と思い揺れる瞳を覗き込む
と、グイッと首に腕を回され引き寄せられる。
「っ、」
「ん、ふっ…はっ…ぁ、ん、ん…ふ、ぁ」
荒い口付けに驚きつつ応えるように舌を絡ませた。
するとミケは安心したように小さく笑ったあと意識を手放した。
年甲斐もなく無理をさせてしまったらしい
申し訳なさを抱えつつ俺はミケの身体を清めるべく風呂場へ向かった。
、
「ん、ぁ…」
「起きたか?」
「ぇ、と…」
ベッドに寝かせたミケが目を覚ました。
風呂に入る際に一度辛うじて意識を取り戻した状態だったのだが、出るや否やまた目を瞑ってしまったので正直焦ったが
ひとまず大丈夫そうだ。
「お、れ………」
「悪い、無理させた」
ぱちりと俺と視線が合う
うーんと、少し今の状況を整理するように唸り直ぐにふわりと微笑むミケ
この表情に俺はいつも救われる。
「大丈夫、だよ。だから、こっち来て?」
「っ、」
ベッドの縁に座って様子を見ていたが
手を広げられてしまえば俺はそれに従うことしかできない
ぎゅっと抱きしめてその温かさに何故か泣きそうになる
「カズキさん」
「ん」
「カズキさん…」
シてる最中も何度も呼ばれた名前
ミケに名前を呼ばれる度に俺の名前に色がつくみたいだ。
「あのね、もうあんまり時間はないけど」
ポツリ、ポツリとミケはゆっくり音を紡いだ。
「あと少しの間も、また、よろしくね」
それはこちらのセリフだ。
俺が言うべきことだ。
へへっ、と俺を抱きしめながら笑うミケ
背に回した腕に無意識に力がこもる。
俺がこの子にしてあげられることは殆どないだな、と悟ってしまった。
だからこそ、残りの時間をミケのために使おう
俺たちに残された時間はあと一ヶ月
ミケは一ヶ月後
どうするのだろうか
俺はミケを忘れる
これは予感じゃなくて確定事項だ。
この先のことはミケにしか選択できない
俺はどうかこの子だけが泣いてしまう結末にならないことを
祈ることしか出来ないんだ。
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