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放課後
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「んー、疲れた。」
放課後、俺は屋上で本を読みながらのんびりしていた。
屋上は立入禁止だけど、生徒会の役員だけは屋上に来ることが許されている。
生徒会はたまに校内の見回りを任されていて、屋上も見回ることになっている。
だから一人になりたいときは見回りと伝えて屋上でのんびり過ごす。
「………颯斗にあんな偉そうなこと言っといて、忘れられてないのは俺なのにな。」
颯斗にフラレたあの日から、俺は何度も何度も颯斗を諦める努力をした。
でも何年も好きだった相手をそんな簡単に忘れられるわけもなく、まだ颯斗のことをズルズルと引きずっている。
「これでも少しずつ颯斗のこと諦めてんだけどなぁ。」
早く颯斗のことを忘れないと。
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