アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
一筋の涙
-
『もっとほしい。』
理來からの思いがけない言葉を聞いて、柊は一瞬驚いた。
俺の首に腕をまわして必死にしがみついてくる。
「理來……。」
少し顔を離して理來の小さな唇を奪った。
「んっ………。」
理來の瞳からは一筋の涙が流れた。
……どうしておまえが泣くんだ?
その涙は誰のために流している涙なんだ?
似たような光景を最近も見た気がする……。
「ふぅっ……んんっ……。」
理來の唇を貪るようにキスすると、また理來の瞳からポロポロと涙が零れた。
……泣かないでくれ、理來。
なんだかすごく胸が痛い………。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
26 / 65