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秘めた想い
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「久しぶりだね、柊♡しばらく会えなくて僕、寂しかったなぁ。」
「……あぁ。」
「ねぇ、いつもみたいにシてよ♡」
「……はいはい。」
名前も忘れた奴をベッドに押し倒して、唇を重ねる。
俺の首に腕を回して、"もっとして"というようにギュッと抱きしめてくる。
仕方なく舌を忍びこませると、相手も同じように舌を絡ませてくる。
「(やっぱこいつキス下手くそ。)」
最近俺は理來を避けるようになった。
たまに電話してくるときもあるけど、携帯の電源を切って完全に無視している。
こんな中途半端な気持ちで理來に会っていいわけがない。
颯斗がダメだったから次は理來でいいや、とかそんなのは絶対にイヤだった。
もうあいつとは会わない。
この想いも胸に秘めて終わらせよう。
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