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副会長の放課後
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「じゃあ僕たちはお先に失礼します。」
「あぁ、お疲れさま。」
後輩が先に帰り、生徒会室には俺と颯斗の二人だけになった。
机の上に置いてある携帯の画面を見ると、もうすぐで夕方の6時半になろうとしている。
「(もうそろそろかな。)」
そろそろ"あいつ"が来るはずだ。
そんなことを考えていると、俺の机の上に束になった資料が置かれた。
「資料のまとめ終わったんだけどさ、一応柊にも確認してもらいたいんだけどいい?」
「んー、了解。家に帰ったら見とく。」
こいつは"朝霧 颯斗"。
この学校の生徒会長でもあり、クラスメイトでもあり、俺の好きだった奴でもある。
今はもう好きじゃないけどな。
「柊は今日も"あの人"を待ってんの?」
「あぁ。」
そのときタイミングよく生徒会室のドアをノックする音が聞こえてきた。
「噂をすれば来たみたいだね。」
「…失礼します。」
そぉーっと入ってきたのは1年の"神城 理來"。
俺の大切な恋人。
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