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貴方に恋して3年目
全1ページ読了時間:約6分公開:2019/06/12 12:39更新:2020/03/01 00:44
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概要
高校の入学式、体育館の端に並んでいた先生に一目惚れをした。
その後発表された自分のクラスの担任が先生だと知った時はすげー嬉しくて、顔がにやけるのを抑えるので大変だったんだ。
教室での俺の席は真ん中の1番前で先生との距離が近くて、心臓の音が先生に聞こえちゃうんじゃないかと思う程ずっとドキドキしっぱなしだった。
でもその時に気が付いた。先生の左手の薬指には指輪がしてある事に。
最初から思いを告げる気は無かったけど、ちょっとショックだったのは事実。
それでもやっぱり好きだから心の中だけで先生の事を思い続けようと思う。
そう思ってから今年で3年目。自分でもよくもまあ懲りないな、とは思っている。
片想い歴3年ともなるとちょっと拗れてしまって卒業したら、先生の中の俺はそのうちいなくなるのかな……なんて思ったらもの凄く悲しくて。悪足掻きをしてやろうと思った。
こんな事したら困らせるのも分かってるし、気持ち悪がられるかもしれない。それでも先生の中に少しでも残れたらいいな、なんて思う。
だから高校を卒業する今日、先生に告白しようと思う。
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【登場人物】
俺
橋田 悠介(18)
先生
東堂 賢治(34)
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短編です。
拙い文ですが少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです。
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