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第16章
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そのまま俺は、自分の部屋へ入るとタンスを漁ってポチ用に適当な服を見繕った。
「ほらポチ、これ着ろよ。」
そうポチに服を投げて寄越すと、心做しか少し嬉しそうな表情をして「はいっご主人様!」と直ぐに着替え始めた。
…体格に差があるので、若干オーバーサイズが過ぎる気がするが、まぁ、おかしくはない。半袖を渡したハズだが、俺が着たときより袖が長くなっている気がする。ズボンも裾が膝下…脛の真ん中あたりまである。ポチを自分の近くに呼び寄せ、しっかり服装を整えてやった。
「首輪はそのままでいいよな、俺のモンって印になるし。」
ポチは首輪に手を添えると嬉しそうに頷いた。
ポチの手を引きながら家を出る。エレベーターに乗って外に出ると日差しがキツく、直ぐにじっとりと汗をかき始めた。
「…あ"っつ…おいポチ、体調が悪くなったらすぐ言えよ、ペットの管理は飼い主の仕事だからな。」
「はいご主人様、ありがとうございます。」
ポチは暑さに少し肌を赤くしていた。…白くて儚い肌は熱に弱そうだ。俺は、首に掛けていたタオルをポチの頭に被せて、近くのペットショップへと向かった。
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