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名前を呼ぶ声に余裕がなくなっていき、抽挿のペースが速くなる。
項にがじがじと噛みつくけれど、革のチョーカーが牙を阻んだ。
アルファの本能だけで突き動かされて、実晴を求めるニアは、獣そのものだった。
長い射精が始まり、実晴はそれを小さな身体で受け止める。
熱いものが中で爆ぜると、「ん……」と切なげな声が漏れ、それに呼応するようにニアも腰を押しつけた。
後ろから抱かれて膨れた腹をさすられながら、実晴は真新しいシーツの上でうとうとしていた。
真綿に包まれるようなふかふかのベッドの感覚に慣れなくて、実晴はもぞもぞと身体を動かす。
「ん……ん、あ……」
結合部から白濁が溢れ出して、黒のシーツを汚した。
ヒートから徐々に意識を戻したニアは、半ば襲い込むようにして抱いてしまったことを後ろめたいと感じているのか、実晴の胸元に頭をぐりぐりさせた。
白に近いクリーム色の髪は、人間のものよりも手触りがよく、いつまでも撫でていられる。
「そこ……すごく気持ちいい……。もっと撫でて」
感覚器官の一部である耳や尻尾を触られるのは、獣人はあまり好きではないらしいけれど、ニアは別のようだった。
耳の後ろを執拗に撫でてやると、ニアは喉をごろごろと鳴らして甘えてくる。
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