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気になるアイツは
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あれは、高校一年五月。
入学当初から、オレらは学校に目を付けられていたが、
そんなのおかまいなしだった。
先生が注意しても、オレらは言うことを聞かない。
聞いてたまるか。
大人なんか信じない。
いつも通り、がん飛ばしてオレらは登校していた。
そんな時、
校門では腕章をつけた男子が立っていた。
「はいっ、茶髪の先輩、ちょっとこちらへ。
ピアスだめって校則に書いてありますよね??」
思いっきり自分より体の大きい先輩であろう人に
注意をする、同学年らしき青年をオレらは
遠めで見ていた。
「なんだよ!テメエ!!一年のくせに、生意気だぞ!」
やっぱ、アレ先輩か。
そう思っていたら、
「リーダー。やっぱ、あの子、同学年だねー」
「…やられるよ、絶対。」
「即死だな。」
「同感。」
と、メンバーが言って来た。
「うっせ、黙ってみてろ。」
オレはあの青年が先輩に対してどう対処するか気になった。
それはオレだけでなく、他のメンバーもそうで…
「校則は校則ですよ、守れないなら、校舎には入れれません。」
と、強気で言った。
絶対死亡フラグだろ、アイツ!!!
「一年のくせに!!!」
と、先輩は青年を殴ろうとしたが、
青年はそれを避けて、腕をつかみ、
先輩を投げ飛ばした。
(((((ええええええええええええええ!!??)))))
オレらはパニック状態となった。
「強いじゃん!!」
「誰だ、即死とか言ったやつ!!」
「つか、人は見かけによらないってホントだね!!」
「…ホントだな」
「…すげえ…」
オレと、王人だけは、関心していた。
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