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感じ
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……
あぁ、朝が来たのか、と思う。眠かったが、しっかりとは眠れなかった。
会社からは、よくしつこく居場所を探されるし、面倒だからと携帯は持ちあるかないことにしているので、今何時だろうと思う。
何か、連絡が来るだろうか。
起き上がる。ここの住人、ある男と暮らしている。
まさか、調査のために入り込んだ彼の家で、彼に好かれるとは思いもしなくて完全なる誤算だった。
それからもうひとつ誤算があったが、別に言わないことにしていた。
寝癖を掻き回しながら、寝室をうろつく。かいせは居ない。なんとなくむっとする。
昨日は奴を無視して床で寝ていたが少し身体が痛い。
雑音を拾いながらも騒ぐラジオから、能力しょうがい者、のニュースが流れている。
今の国は、少しでも変わった力がある他人は何がなんでも障害者の枠に入れようとしていた。変な話だ。
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