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通販
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「あと、これ」
そう言った色は、俺を手招きして畳のある隣の部屋、にあるパソコンから何か検索したのを見せた。
「通販サイトだな」
「レビューに着目して。これは最近増えた流れ」
流暢で荘厳な響きのあるレビュー……いわゆる、昔ながらの敬語でとても礼儀正しい文章というのか。
「あるCDや、書籍のレビュー欄が賑わうと大抵こいつがいる」
「……どう思う?」
「あー、確かに『俺が見ても』若者じゃなさそうだ。
文面も綺麗すぎだが、なにより、今じゃ使わないような表現も見受けられる気がする」
心が、神のよりしろだというのなら。
「個人のカリスマみたいなのを、神のもとに統一するためか?」
人気のあるアーティストや、書籍に現れることが多かった。
「いや、どうだろう」
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