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熱拳の青年の過去3
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その子はひそひそと自分のことを話している人を見ると殴るようになりました
それを聞いた上級生が
「俺の方が強い」
「調子に乗ってる」
とその子に喧嘩をふっかけました
流石に上級生には勝てないと思った同級生でしたが
次の日その子は怪我ひとつせず登校して来ました
それどころか上級生は大怪我をしていたのです
そして上級生はその子の話をしませんでした
それがかえって同級生は恐ろしく感じました
その子が中学生になるとまわりの不良達がその子に喧嘩を挑むようになりました
しかしその子に怪我はなく
不良達は誰もその子の名前を呼ぶことはなくなりました
そんなことが続いていつしか教師や生徒の中でこんな噂がひろまるようになった
「あいつは熱拳。誰も勝てない」
そしてその子は
高校生になりました
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