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《凛》
……今日は…誰も来ない……
…はぁ…と息を漏らした。
布団の中に隠してある、イルカのキーホルダーを取り出して眺める。
イルカさん…今日は誰も来ない…よね?
あ…
雨…降ってたんだ…。
気付かなかった。
昨日、三人組が来て三人組のソレをしゃぶらされて、奉仕して…、一昨日は、風呂に入れてやるって、例の職員が来て…お風呂に入る前に犯された。
今日は…イルカさんもいて
雨も降ってる。
今日は……誰も来ないといいな…。
咳がうるさいって、同室者が訴えてからは、僕は一人で寝かされている。
一人の方が、気楽だよ?
「スペース無いのに全く!!」って、言われる事を除けば。
ご飯運んでくれる職員の他には、三人組と例の職員が来る。
でも、それさえ我慢すれば、また一人。
絵は…破られて以来、描いてない。
絵を描くノートも、色鉛筆も…、ビリビリに破かれた僕の何かも…。
雨…?
そんな…心配そうな音…たてないで?
大丈夫。
大丈夫…だから。
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