アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
彼と一緒にいたいΩの僕が発情期抑えるためにαと番になることは許されますか?~ぼくのうた きみのこえ~
抑えられない衝動(R18)
-
バタンッ。ガチャッ。
璃玖はスタジオを出て、自分のレッスンには向かわずにトイレの個室に駆け込み、鍵をかけた。
レッスン開始時間間際のせいか、トイレには誰もおらず、廊下もしんと静まりかえっている。
そのため、自分の呼吸の乱れが余計大きく響き渡っている気がした。
便座に座り呼吸を整えようと、璃玖は自分の体を抱きしめるが、上昇した体温と乱れた呼吸は一向に収まりそうにない。
首元にあてられた唇、腰に回された腕、身体に這わされた手のひら、耳たぶに感じた熱い口内、そして乳首をなぞった指先…。
まだ、一樹に触れられた感触、息遣い、熱、全身で感じた感覚を覚えている。
そして、鏡越しに目があった、あの一樹の瞳…。
思い出すと、腰のあたりに甘い疼きを感じ、熱が一点に集中する。
「ん…」
璃玖は我慢しきれず、半ズボンとパンツを下げ、屹立したものにそっと手を伸ばす。
そこはもう完全に立ち上がって、脈打っていた。
自慰行為は初めてではないが、なんとなく行為自体に罪悪感を感じていた璃玖は、あまり自慰行為を行う方ではなかった。
だが、今は自分の欲望に勝てず、まるで熱に浮かされたように夢中で握る。
手のひらでそっと屹立したものを包み込むと、一旦はほっとしたが、すぐに足りないと言わんばかりに熱がこみ上げてくる。
「はぁ…あっ…」
ゆっくりと上下に動かすと、甘い吐息とともに声が漏れ出してしまう。
璃玖は手を止めないまま、反対の手でTシャツの裾をたくし上げ、口元まで運び、声が溢れ出ないように口で咥える。
「ん、ん…」
与えられる快感に、だんだん先っぽからは先走りが溢れ、璃玖の手を濡らす。
片方の手は強弱をつけながら上下させ、反対の手で先っぽの先走りを指で掬い、その濡れた指先で先端の部分を撫でたり、首元に指を引っかけたりしてみる。
その度に「ピチャッ」と隠微な音が個室内に響き、さらに璃玖の興奮を駆り立てる。
(やだ、こんなの知らない…)
今までなら上下に動かすだけの呆気ない行為だったが、今はどうしたら気持ちいいか、もっとよくなれるのか、それだけを求め行為がどんどんエスカレートしてしまう。
『璃玖…』
先ほどの耳元で囁かれた、熱を帯びた一樹の声が思い出される。
璃玖は夢中で自分の唾液を口内に溜め、ある程度溜まったところで手のひらに出し、そのままもう一度自分の屹立したものを包み込む。
「はぁ…あっ…!」
漏れ出す声を抑えるため、再度Tシャツの裾を噛むが、あまりの快感に声が抑えきれず、漏れ出してしまう。
「んっ…う、あっ…」
ヌルッとした感触は今までにないほどの快感を璃玖に与え、抑えきれない吐息混じりの声と水音が、静まりかえった空間にこだまする。
「…っ、んっ、あ…」
いつもであれば、もう果てていてもおかしくない状態だが、璃玖の身体はさらなる快楽を求めてしまっていた。
璃玖はおもむろに、自分では今まで触ったことがなく、先ほど一樹によって気持ちがいいことを知った乳首にそっと指を這わせる。
「んっ…やっ…」
指先で軽く撫でると、一樹に初めて触られたほどではないが、電流が走ったような快感を感じ、璃玖の屹立したものの先端からは、さらに先走りが溢れてきた。
「あっ…んっ…め…」
乳首をそっとなぞるように触るだけでは物足りなくなり、今度は一樹が行ったように指先で一周させてみる。
すると、触っていない反対側の乳首もジンジンしてきた。
璃玖は我慢出来ずに、夢中で屹立したものを動かす手を早め、乳首は何周も指先で捏ねたあと、親指と人差し指でキュッと摘まんでみた。
『璃玖…』
(一樹…!)
「んっ、んーーーっ」
まるで目がパチパチするような激しい波が押し寄せ、そのまま璃玖は自分の手のひらに欲望を吐きだした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
6 / 75