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子羊の迷走14
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「おそらく、相庭以外は…」
「そっか、じゃあ悪いのはやっぱりバカ高良一人か……」
許せんっ!
「バカって…。古賀君の相庭に対する評価って、そんなもの?」
「評価?そんなものはナイですよ。あったとしたら、地を這う程度です!」
いや、穴掘って埋める!
「厳しいねぇ」
「フツーです。それに"バカ"ってのは、高良の愛称だと思って下さい」
「愛称か…」
「もしくは、ミドルネーム。アイツの名前は"相庭 バーカ 高良"ですからっ!」
周防さんが苦笑いしている。
「相庭の幼馴染だったら、大変な事も多そうだね」
「はい。山ほど、ですよっ!」
富士山。 いや、エベレスト級だ。
それにしても…疑問が1つ。
「周防さんは、どうして高良の悪事に付き合ってるんですか?」
「”悪事”って…」
お腹を押さえて笑っているけど、俺は真剣なんですけど…!
「周防さんの方が高良より、よっぽど会長らしいと思ますけど」
「”らしさ”で言ったら、そうかもね…。でも、それじゃつまらない」
はっ…?
『つまらない』って……。
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