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子羊の迷走24
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「それに、今、古賀君に降りられたらつまらないし…なっ?」
『なっ?』って…。
『つまらない』って…ナニ!?
「それから、相庭の人選手腕がいかほどのものかも見てみたいしさ」
周防さんはケータイで時間を確認した。
「説得するのにもっと時間掛かるかと覚悟してたんだけど…。思ったより落ちるの早かったな」
はぁ…?
最初に時間を気にしてたのって、ソコだったんですかっ!?
「古賀君が単純で素直だから、助かった!」
”単純で素直”って……。
周防さん。それって俺、褒められてるんですか…?
さっきまで、すごく”親身でいいヒト”だと思っていたのに…いきなり雰囲気がブラックなヒトに変わった気がするのは気のせいだろうか……。
「でもまぁ…。古賀君は愛されてるよな」
「えっ!? 俺、ですか…?」
「うん。なかなか良いことは本人の耳には入らないか…。先輩達からの評判もいい。さっきまでの話だと、どうやら同級生にも好かれているようだし」
「…そう……ですかね?」
「そうそう、古賀君ってさ~相庭にもすごく愛されてるよな!」
はぁ~~~~!?
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