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ペナルティ2
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しばしのブレークタイム。
「楽しそうだね~」
他愛のナイ話で盛り上がる中、会長の高良が例によって社長出勤でやって来た。
そして、両手に下げた紙袋を俺たち書記局に手渡す。
「ちょっと高良! なんだよ、これ!?」
高良がおやつ以外のものを持ち込むのはめずらしい。
「ナニって…、衣装だよ」
「衣装って……。 なんの…?」
俺は、袋の中からツルツルの黒い布を取り出す。
引っ張るとよく伸びるナイロンのストレッチ素材。
「ちょっと、待って…! それって………」
俺の横に座っていた森さんが立ち上がり、紙袋からもう1枚取り出し机の上に広げた。
「うへぇ~。 これって全身タイツじゃねぇの? ノビノビじゃ~ん」
広げた布は、確かに人型をしている。
城戸さんは無邪気に引っ張って遊んでいる。
なんだか……とてつもなくイヤ~な予感がするんですけど…………。
「これ…誰の……?」
「あぁ~~~、嫌だぁぁぁあ! また、これぇ? またか~…?」
俺の質問の声を遮って、森さんが嘆きの声をあげた。
「なっ、なんだよ森! いきなりでっかい声で…どうしたんだよ?!」
「それ、3着あるでしょ? ペナルティだよ! 総会資料持出しの…」
「えっ…? って、ことは…」
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