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ペナルティ4
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「ははは。 本当のターゲットは当時の生徒会長だった宇高(ウダカ)さんだったんだけど、その時に副会長だった上杉さんが『そんな格好を会長にさせられるかー!!』って…」
周防さんが事の真相を話す。
「で、まんまと?」
「うん。 まんまと!」
城戸さんが、げんなりと周防さんを見やる。
周防さんは相変わらず苦笑い。
何とか立ち直って口を開く。
「で、これ着て何をやらされたんですか?」
「えーと、悪の組織…なんだったっけ?」
「あ…悪の組織…!?」
なんなんだ…それは……。
「おい、森! そんな説明じゃ解かんないだろう」
「あははは。 ボランティアで福祉施設の子供達のために『ヒーローショー』をしたんだよ。 それの悪役!」
「あれ? じゃぁヒーローは!?」
「聖藍には”善人戦隊セイランジャー”が居る」
櫻木さんが真顔で言うけれど、言ってる言葉はまともじゃないと思うのは自分だけなのかと…不安になる。
だって…”善人戦隊”って……”セイランジャー”って…!?
「なんですか、それ?」
「そっか、知らないか…『H研究会』」
「エッ、エッチて…」
「あっ、お前等! 今、スケベな研究会だって思ったんだろ?」
高良が、俺と俺の正面に座る幹を指差す。
「おっ、思ってないよ!」
「えっ? Hって言ったら、エロでしょうフツー?」
俺と幹の声が重なる。
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