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ペナルティ12
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周防さんと森さんの言葉に、心底不服そうに 櫻木さんが返す。
そう言えば、櫻木さんは合気道場の息子だって以前幹が言っていたっけ…。
「あははは。 でも、それがあるから櫻木くんは全身タイツを免れたんだよね」
「おかげで、上杉さんには『お前がラスボスやれよ~』って、随分いびられたけどね」
上杉先輩がラスボスだったんだ…。
そんな姿…想像したくない……。
「僕達は相庭くんが全身タイツでノリノリだったから、それに巻き込まれて、最終的にはそれなりに楽しめたけど……。まさかまた着ることになるとはなぁ~…」
「高良も着たんですか!?」
「うん。 でも相庭くんこそ、“自ら”って感じだったよ…」
ああ…分かる気がする。
あのお祭り男…。
高良は、どんな事でも楽しまなきゃ損だって思ってるような奴だもん。
それは、それは、悪役を満喫していたことだろう…。
「まぁ、そういうことで…頑張れよ。 ショッキー諸君!」
『そういうこと』って、どういうコトですか!?
この時、周防さんの微笑が、書記チームには無性に憎らしく思えた。
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