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**『好き』の重さ**高良side 4
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「いや、それもあるけど…。 高良のオバちゃんが『いつもお世話になってるから食べにおいで!』って、誘ってくれてたのもあるよ」
「あの人。 まともな料理はカレーしか作れなかったからな…。 カレー以外は口にするのも恐ろしい代物しか作れない料理音痴だったってこともあるから、危機を脱して古賀家にお邪魔してたんだよ!」
「えっ!?オバちゃんが料理音痴なんて…知らなかった」
「古賀家がなかったら、俺たち姉弟にとっては生命の危機だったんだぞ!」
「そんな大げさな…」
佐久也はふと、なにかを思い出した表情になる。
「弁当に冷えたカレーを持たされてたこともあったよね…? さすがに、あれは引いたけど……」
黙って聞いていた周防も、コレには苦笑いだ。
「あぁ~、思い出したくも無い! それより、そんなに身長伸ばしたきゃ少しは努力をすることだ!」
「なんだよ。 どうするんだよ……努力って…?」
「佐久ちゃん、乳製品嫌いだろ?」
「うっ……」
痛いところを突かれた…。って、顔だ。
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