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子羊の企み 2
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だいたい、乗り込むって…。
生徒が、そんなに簡単に足を踏み入れていい所じゃないと思うんだけれど…。
「そしたらさ~『この間当たった宝くじがたまたまあるから、生徒会の好きなように使いなさい』ってさ!」
「たまたまって…理事長……すっげぇ~。100万って…太っ腹過ぎる!マジ、すっげ~!!」
幹が感嘆する。
「”生徒会の好きなように”って言うからさ~…みんなでご飯食べに行っちゃってもいいんだけど…」
とぼけた調子で高良が言う。
「よくないだろっ!! 明らかに個人的にくれたんじゃなくって”生徒会を通して学園の為に使ってくれ”ってコトだろ!」
まったく。
ナニ言っちゃってんだよ…。
「あら、そういう事か……」
「それくらい解れよっ!」
「じゃぁ、体育祭で”100万争奪対抗戦!”ってのはどうだ?」
「大々的にそれじゃマズイだろ…」
周防さんのマトモな意見。
「そうか…。じゃぁ”総額100万円争奪バトル!”とか!?」
「え…?なんか変わったッスか!?」
幹が高良に訊く。
「”総額”を付け加えて、”対抗戦”を”バトル”にしてみた」
「あっ。な~る!」
オイ、オ~イ!
幹。納得するなよ……。
問題なのはソコじゃないからっ!
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