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隣
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「ノーマン!レイ!学校の遅刻する!」
まだ少し寝癖のついているエマが、小走りをしながら少し後ろにいる俺達の名前を呼ぶ。
「エマ、まだ大丈夫だよ?」
そう言いながらもノーマンはエマの隣に走って追いつく。
2人が並んで歩いて、俺が少し後ろを歩く。
もう見慣れた光景のはずなのに、俺はノーマンとエマ2人が並んで歩いていることに未だ嫉妬する。
とても、とても醜くくて浅ましい感情。
そんなことぐらい自分でわかってるけど、こればかりはどうしようもない。
それに、その嫉妬の矛先が俺は普通の人とは違う。
──俺は──
女の子のエマの隣に並びたいんじゃない。
──俺は──
男であるノーマンの隣を歩きたい。
──俺は──
ずっとずっと昔から
「「ノーマンのことが好きだ」」
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