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サンタに願いを☆ 6
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「そぉ? 残念なことに顔は高良とそっくりってよく言われるけどさ。でも、性格は高良より随分いいから、あんたよりはましじゃない?」
「『あんた』言うな…性格の悪さは、遥の方が上だろ」
睨み合う二人の視線に母さんが割って入る。
「あらあら、まぁまぁ。姉弟仲良しで、母さん嬉しいわ」
「「由香さん、バカなの!?」」
高良と遥ネェの声が重なる。
さすが姉弟。
息ぴったり!
「まぁ、あなた達! 親に向かってなんて事を言うの!?」
なんて言いながらも、笑顔。
正確には相庭姉弟にとって育ての親だけどね。
母さんも、久しぶりに帰省した高良が居て、嬉しいんだよね。
「はいはい。喧嘩するほど仲良しさんなんだよね~。 さっ、寒いからみんな中に入った入った!」
俺はみんなをリビングに即す。
「高、お帰り!」
「繁父さん、ただいま」
リビングでは、仕事から帰って来た父さんが俺達を待ちかまえていた。
今回は「俺達」と言うよりは、「高良を」だけどね。
みんな朝から今日はソワソワして、落ち着かなかった。
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