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名前 4
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ある日、いつも通り部屋の隅でフローリングを見つめていたら、急にふっと意識が途切れた。
目を覚まして初めて見たのは、いつものフローリングではなく天井。
どこだろう、ここ。
フカフカのベッドに横になり、腕から細い管が生えている。
これ知ってる…たぶん、てんてきってやつだ。
棚の中には色んな薬品や道具が入っていて、痛いことをする所かな、とぼんやり思いながら暗い部屋をキョロキョロ見渡す。
その時パチッと電気がついて飼い主が部屋に入ってきた。
開いた扉の向こうにいつものガラスのある部屋があったから、ここは飼い主の家の一室みたいだ。
仕事終わりなのか、持っていたカバンを床に置いて上着をコートかけにかける。
ネクタイを緩めながら俺に近づいてくる飼い主。
ベットの上にいるということは、きっとセックスをするんだ。
久しぶりだから血が出るかも。
そうしたらシーツを汚すなって怒られちゃうな。
手が伸びてきて、無意識に体に力が入る。
その手は顔に触れると、目の下を親指でくいっと下げた。
「………?」
反対も同じようにされてますます意味がわからなくなる。
何をしてるんだろう?これ、全然痛くない。
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