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温もり 8
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まさかやり方がわからないなんて言わねぇだろうな、こいつ。
常に相手から無理矢理行為を強制させられていた過去を考えると、1人でした事がないのも不思議ではない。
処理なんてする前に、反応している事がバレたら面白がられて行為が始まることなんて目に見えている。
ああ、だから手が触れただけであんなに怯えていたのか。
1人で処理をするという事を、収まるまで待つ事だと解釈したのか赤い顔でゴソゴソ脚を動かす。
そんなことをしたら余計に辛いはずだが、馬鹿みたいに必死に耐えている。
放っておけばいい。時間が経てばそのうち静まるだろう。
俺がやる必要なんてどこにもない。
「ん………、ん…」
無意識だろう。微かに潤んだ瞳が俺を映す。
その瞳が誘っているように見えたのはきっと勘違いだ。
どうしたらいいのかわからず俺の指示を待っている。
「……………本当にめんどくせぇ奴だな」
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