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温もり 10☆
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俺の首に手を回すように腕を誘導し、前髪をよけてやる。
そろそろこのクソ邪魔な前髪切らねぇとな。
長いままだと前髪が顔をほとんど隠していて表情がよく見えない。
人形みたいに反応が薄いから表情の微妙な変化を読み取るしかないのに、見えなければどうしようもない。
「痛かったら言えよ」
「…………っ」
さっさと終わらせてしまおうと下着の中に手を入れて小ぶりなそれに触れた。
不思議と嫌悪感はなかった。
もう形を持っているそれを緩く上下するとビクビクッと大袈裟な程に反応する。
「んっ、んッ……イカリさ………っァ」
いつもよりトーンの高い声で喉を鳴らすシロの腕がパッと離れて逃げ腰になる。
すぐに”終わるまで離れるな”と言われたことを思い出したのか、手探りで俺の服を掴んだ。
「は、はっあ……っあ、ぅ」
真っ赤な顔で必死に快感を逃そうとする表情が、いつもの無機質なものと相まって余計にエロく見える。
今までも感じる度にこんな顔してたのかよ、こいつ。
一体どんな奴にどれだけ見せてきた?
これ以上の表情を知っている男がこの世に何人いる?
「……チッ」
クソ、何だこれ落ち着かねぇ。
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