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距離 14
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「後ろに指入れて自分でやれよ。俺がいつもしてるみたいにやってみろ」
『……ん……』
ゴソゴソと布の擦れる音が聞こえる。
『ん………ぅ…っ?』
何度も聞いたシロの甘い声が、至近距離から鼓膜に届く。
『っかり、さん……っ、ちがぅ、これ違う』
「違わねぇ。お前体柔らかいんだから手届くだろ。いれたか?」
『…………ん、ぅん』
「指曲げて、いいとこ自分で探せ」
『うぁ………は、あ………』
湿った吐息に理性を持っていかれそうになり、ぐっと耐えた。
声を聞いているだけですでに反応している自身を見て呆れるしかない。
こんなに欲求不満だったか俺?
まるで童貞だ。
前立腺に触れたのか、電話越しに一際高い声が脳内を殴った。
1度気を逸らそうと窓に目をやる。
差し込む太陽の光が清々しい朝を告げていて、こんなにいい天気だというのに、恋人未満のアホの自慰を手も出せずに聞かされている。
一体何の罰ゲームなのかと問いたくなる。
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