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距離 15
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『やぁ……っや、こわい……やだ』
常に痛みと共にあった快感が、痛みがなくなってしまうと未知のものに感じられて怖いのだろう。
感じすぎると怯えたような仕草を見せる姿は、安心させてやりたい気持ちと、もっと快感だけを与えて壊してしまいたい気持ちが同時に溢れてしまうから困る。
ほんとそれにしても、嫌だとか怖いとか素直に言えるようになったよな、こいつ。
「怖くねぇ。大丈夫。ひとりで抜くやり方ちゃんと覚えろよ」
毎回毎回発情する度に俺が抜いてやらねぇといけないなんて、たまったもんじゃない。
『う、ぅう……、ん』
聞こえてくる息遣いに合わせて指示を出す。
やれと言われた事を拒む選択肢を持ち合わせていないシロは、俺の指示通り動いてすぐに達したとわかる声を上げた。
元々敏感な体だから、少し触れば簡単にイッてしまう。
「後始末しとけよ」
『……………ん…』
ああ、眠りそうだな、と思う。
日頃から食も細ければ大した運動もしていないんだ。
1度イくだけでもかなり体力を消耗するはずだ。おまけに慣れない快感で無駄に体に力が入ってしまっているから、余計に疲れるだろう。
案の定、すやすやと規則正しい寝息が聞こえてきて、大きなため息を零す他なかった。
電話を切って、出番がないまま虚しく勃ち上がっている息子に、何故俺があんなアホに振り回されているのかと、頭を抱えてしまう。
これが惚れたもん負けってやつか。
………あいつ帰ったら覚えてろよ。
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