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あの日の話 1
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~莉犬目線~
あぁ、やばい。心臓がバクバクしている。
鏡を見てみると、ガチガチに緊張した自分の顔が映っていた。
り「うぅ・・・こんなんで大丈夫かな・・・・・。」
中学校の入学式というだけで、こんなに緊張していたら、この先俺は
どうなってしまうんだろう・・・・?
母「莉犬ー?遅刻するわよー?」
母の声が響く。
り「えっっっ!!」
驚いて時計を見てみると、時刻は登校時間の十分前だった。
り「あわわ・・・やばいやばいやばいやばい!」
急いで下に降り、朝ご飯を胃の中に流し込む。
り「いってきまーすっ!」
俺は勢いよく家を飛び出し・・・・・・・・・・・・そして転んだ。
り「いっだっっっ!」
?「あははははは!まじかよお前!そこで転ぶ!?」
え?この声は・・・・・
り「さとちゃん!?」
さ「おう!おはよー、莉犬!だいじょーぶかぁ?」
目の前に立っていたのは俺の兄的存在、さとちゃんだった。
そして、さとちゃんは近づいてきて、俺を起こしてくれた。
り「ちょっっ、自分で起きれるよっっ!」
真っ赤になりながら言い、制服を見る。
制服はそんなに汚れていないようだ。よかった。
さ「目の前で派手に転ばれた、お前に言われてもなぁww」
り「うぅ・・・・さとちゃん、絶対言いふらしちゃだめだからね!?」
こんなことが入学初日から言いふらされてしまっては、俺のスクールライフは、一年目にして終わったも同然だ。
さ「はいはい、わかってるよ。んじゃ、学校行こうぜ!」
り「えーー、いかなきゃだめ?」
さ「なーに言ってんの、当たり前だろー?嫌なの?」
り「だって知らない人が大半なんだよ!?緊張しない!?」
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長くなってしまったので、いったん切ります。
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