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恍惚と感覚に酔いしれるダンを上目遣いに見上げ、リオは僅かに首を傾げた。
「い…ぃ…痛く…ないの…?大丈夫…?」
「ん…大丈夫、きもちい…。ね…俺もリオの…触りたい」
「えっ…」
「ダメ…?」
ダンも上目遣いにリオを見つめると、リオの金色の瞳がきゅうっと収縮した。
恥ずかしそうに目を伏せながらも、無言のままジッとしているリオの返事をイエスと取り、ダンは了承を待たずしてゆっくりとリオを片手で包み込む。
「ぁ…うっ…!」
それだけでびくん、とリオの腰が跳ね、リオは思わず高い声を上げた口を覆った。
潤んだ目の困り顔で見上げられてはたまらなくて、ダンは戸惑うリオを見つめながらますますリオを刺激していく。
「ふ、ぇっ…?ぁっ…な…なに…?」
「ん…かわい…ここ気持ちい…?ここは?」
「っひぁ! あっ、待って…やっ…ぅ…うぅ…!」
口を覆ったまま、為す術もなくびくびくと震えるリオに、自然とダンの笑みが深くなる。
ダンは愛おしげに真っ赤な頬にキスを落としながら、先走りを隠せないそれを容赦なく扱いた。
「ひっ!ぁ、まって…っ!だっ、だめぇっ…!だめ…ダン…や…っ!」
「怖がらなくて大丈夫だよ、リオ…」
ダンの息づかいが、荒く切なそうなリオの呼吸に引きずられるように重なってくる。
与えられる感覚にリオは目を回しそうになりながら、堪らずにダンの首にすがり付いた。
「やぁぁっ…うぅ…っ…!っん…んん──…っ」
ダンの熱い手が与える快感に声も出せなくなってしまい、リオは蕩けそうな頭を必死にダンに押しつける。
その時、蹲るリオから、ふわりと甘い香りが漂ってきた。
それは、ロイドを思い出させる果実の匂いでも、リオの衣服に染みついたクリスの匂いでもなく、
まるで強い酒を間近で嗅いだような、一瞬で人を酔わせる強烈な香りだった。
「あっぁっ…やら…!はなし…ダン…も…出ちゃ…っ!」
必死に懇願するリオが首を振るたびに、頭を殴られたような感覚がダンを襲う。
ダンはいつの間にか、自分の鼓動がリオ以上に早くなっていることに気がついた。
リオに触れられている部分が、焼けるように熱い…。
「…なに…これ…っ」
あまりの熱に耐えきれなくなり、ダンはひと思いにリオをベッドに押し倒した。
「ひ…っ…ぁ…」
ようやく解放され、リオがぐったりとベッドに倒れる。
ダンは荒く呼吸をしながら、リオの手を取り、酸素を求めるようにリオの指に口付けた。
「リオ…俺、リオが欲しいよ…」
「…ぇ…、え…?」
余韻が抜けきらないのか、リオはぼうっととした目でダンを見上げる。
汗に濡れた金髪が、上気した頬に張り付いている。
その表情は今まで見たこともないぐらい真剣で、熱を持った視線が、真っ直ぐにリオの瞳を見つめていた。
ダンは一度息を詰めると、着崩れたリオの両足に手を這わせ、そっと両足を持ち上げた。
「…ダ…ン…?」
自分の膝が、目の前に近づいてくる。
何をするのだろう。起き上がろうと弱々しく体を捩じらせると、ぐいっと腰を引っ張られた。
「ひゃっ…!」
驚いたのもつかの間、寄せられた足の間にダンが顔を埋め、その舌がリオの蕾を這った。
突然のことに、びくんっと震えたまま体が硬直した。それでも、すぐに抵抗しようと足をばたつかせる。
「や──ダンッ!?だめっ…そんな…!」
「シー…お願い。ジッとしてて」
ダンは暴れるリオに囁きながら、リオの緊張する後孔を解し始めた。
時には舌が這い、指先が感触を確かめるように、リオの体の中へ入ってこようとする。
そのたびにリオはぞくぞくと体を震わせていたが、ダンの言葉通り、硬く両手を握って抵抗を堪えた。
恥ずかしさのあまり、強くつむった目から大粒の涙が零れてくる。
その涙に気付き、ダンはそっとリオに顔を近づけた。
「リオ…」
耳朶を擽る声に、リオは恐る恐る瞼を上げる。
その時、何か硬くて熱いものが、リオの後孔に押し当てられた。
「あっ…!ぁ…ダン…」
何をされるか、わかったのだろう。
強張ったリオの顔を、ダンはそっと両手で包み込んだ。
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