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おれが変だ
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おれ雅弘は変だ。それも、今はじまったこではない。
「おーい!ねぇ聞いてる?」
「うん。」
「でさ、そのマグロさ」
この熱心に寿司の話をしている男、秋斗が好きなのだ。
おれがそれにきずいたのは小6の時だった。
こいつが告白された時だ。おれはたまたま一緒にいたのだ。
おれはこいつが告白されたのを見て、もしこいつが付き合ったら嫌だ。そう感じたのだ。怖かった。おれがこいつの一番でなくなるのが。
でも、もっとおかしかったのはこのあとだ。
「ごめんなさい。おれ好きなやついるんだ。」
そう秋斗が言ったときだ。おれは無性に苦しかった。嫌だった。
その時にきづいたのだ。
おれは、こいつが好きなのだと。
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