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おれのバカ
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着いたとこは屋上だった。
「おい!」
おれはそうさけんだ。しかし、秋斗はへんじをくれなかった。
「さみーよ。」
まだ、肌寒い季節だ。
「秋斗、話し聞くから、 どうしたんだよ。」
秋斗はしばらく黙っていた。
「なんにもない。」
「は?」
人を急につれだしたかと思えば、今度はなんにもないだと?
ふざけんなよ
こっちのきめたしんねーで
「いや、なんにもないはないだろ。」
「なんにもないなよ。」
秋斗はすましたかおでいた。
腹立つ。
「ふざけんなよ。授業サボってなんにもないかよ!
人のきになれよ!」
「ゴメン。」
ふざけんな、ふざけんなよ。
「まじ、いまわかんない。」
おれはそういって、屋上をでた。
なにしてんだろ。
今までもっと仲良く、
今以上にいたい。
付き合いたい。
ちかくにいたい。
とか考えてたのに。
こんなんじゃ、気まずいじゃんか。
おれのバカ。
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