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* Scent.1 *
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限界まで張りつめた亀頭球が臀部にぴたりとあてられて、立花が言葉で望んだ通り、男の精液が中に注がれる。
ヒートに入ったアルファの射精の量は倍以上に多く、時間も長い。
どくどくと放たれる度に、組み敷かれている立花は男の胸を押して這い出ようとする。
「や、いや……出さないで。中に……いや……!」
「ああ? 出してください、だろうが。オメガらしく媚びてねだれよ」
「いや……っ。お願い、抜いて……。口で、するからっ。中には出さないで……!」
後で出されたものを掻き出すだけでは、完全に避妊は出来ないのだ。
堕胎の薬を服用すると、半日は頭痛と吐き気に苛まれる。体力的にも精神的にもかなりきつい。
発情促進剤は強力だが、本来の発情期のように本能を全て剥き出しにさせるものではない。
フェロモン分泌を促し、アルファのヒートを誘発させることこそ出来るが、完全に理性を失う訳ではない……常用量の範囲内であれば。
いやいや、と反抗する立花の髪を掴み、男はぴしゃりと頬を打つ。
痛みで現実に戻れるから、それでいい。
「おやおや。オメガの扱い方がなっていませんな。力で従えるのではなく、快楽で躾をするのがここでのルールというもの」
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