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* Scent.1 *
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腕にはとっくに力は入らなくて、立花は腰を高く上げさせられたままの体勢で揺さぶられる。
目を剥いて奥歯を鳴らす立花の前に、もう1人の男が濡れた頬に硬くなったものを擦りつける。
匂いにつられるようにして、目の前に差し出されたそれを口内に迎え入れた。
「ふ……あ。ふっ……ん、んん……!」
次はこれで奥まで犯されるのだろう。
期待と恐怖で縛られた不自由な身体に、快楽を植えつけられる。
口淫に意識を集中させていると、仁居の猛ったものが立花の奥深く感じる場所を突いた。
「ひぃ……ん。あ、あ……」
「ここを潰されるのは堪らなくいいだろう……?」
立花が酷く感じる部分をよく知っている仁居は、焦らすようにして腹を撫でる。
臍の少し下辺りを軽く押さえられると、立花は愛しそうに後ろを締め上げた。
──こんな、連続でイってるみたいなの……だめっ、堪えられる訳ないのに……!
放たれた精を舌に纏わりつかせながら、最上位のアルファに「犯して」と懇願する。
「すき……っ。そこ、しゅきぃ……! あっ、あぁ、ダメ……だめになっちゃうのっ……。おねがい……イイ子にするから、いっぱい……いっぱい気持ちよくしてぇ……」
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